鹿児島県議会議会運営委員会は13日、相次ぐ県警不祥事を巡る調査特別委員会(百条委員会)設置を求める陳情を10月に続いて継続審査とした。自民、公明両会派の賛成多数で決めた。
急上昇ワード1位は「県警」 今年「鹿児島県」と一緒にグーグル検索される
自民県議団の西高悟会長は「常任委員会で引き続き審査を行い、前生活安全部長の裁判次第では設置を検討するとした考え方を変えるほどの状況にない」として継続審査を求めた。
県民連合の福司山宣介会長は「常任委だけでは不十分」と採択を訴えた。
県警不祥事を巡る陳情は計22件。最大会派の自民が現時点での百条委設置見送りを決めた9月以降に相次いで提出された。
このほか、委員会のウェブ配信を求める陳情も継続審査とした。
急上昇ワード1位は「県警」 今年「鹿児島県」と一緒にグーグル検索される(2024年12月11日『南日本新聞』)
30代男性巡査部長の懲戒免職処分で謝罪する牛垣誠首席監察官=11月22日、鹿児島市の県警本部
インターネット検索大手のグーグルは10日、2024年に「鹿児島県」と一緒に検索された急上昇キーワードの1位は「県警」だったと発表した。県警トップの不祥事隠蔽〔いんぺい〕疑惑や現職警察官による相次ぐ性犯罪、県議会による事実解明のための調査特別委員会(百条委員会)設置決議案の否決などがあり、関心が集まったとみられる。