東京女子医大、理事ら辞任 新学長選任、不透明資金で(2024年10月19日『共同通信』)

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東京女子医大=東京都新宿区
 東京女子医大(東京都新宿区)は19日までに、同窓会組織を巡る不透明な資金の動きがあった問題で、理事会の全理事と監事が辞任し、新学長に国際医療福祉大の山中寿教授(70)を選任したと発表した。就任日は23日。
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山中 寿(やまなか ひさし)教授
略歴
三重大学医学部卒業
1985年2月 Scripps Research Institute (La Jolla, CA, USA) 研究員
2003年5月 東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター教授
2018年6月 東京女子医科大学医学部膠原病リウマチ内科学講座・教授・講座主任
2019年7月~現在 国際医療福祉大学 リウマチ・膠原病内科学教授
2020年5月~現在 医療法人財団順和会山王メディカルセンター院長、リウマチ・痛風膠原病センター長
 東京女子医大は18日に理事会を開催。辞任した理事9人と監事2人はガバナンス(組織統治)機能不全を招いた責任を取ったとした。新たに理事と監事を選任した。
  東京女子医大では、同窓会組織の一般社団法人「至誠会」を巡る不透明な資金の動きが発覚。大学理事長だった岩本絹子氏が今年8月に解任された。
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岩本絹子氏