韓国の人気音楽グループ、NewJeansのメンバーが、職場でいじめを受けたと訴えて国会で証言し、韓国の内外で大きく報じられています。

NewJeansのハニさんは職場でほかのグループにあいさつした際、相手のマネージャーがそのグループのメンバーに向けてハニさんを「無視しろ」と述べたとして、いじめにあたると先月動画サイトで訴え、韓国で波紋を広げています。

これを受けて15日、韓国国会の環境労働委員会は、ハニさんと所属する事務所の代表を呼び、それぞれが証言しました。

ハニさんは職場でのいじめだとして「なぜこのような目にあわなければならないのか理解できない。ほかの先輩や後輩たちがこういった目に遭わないでほしい」と述べて、時折、涙を見せながら、事務所が事実関係の把握などに最善を尽くしていないと主張しました。

一方で事務所の代表は「残念ながら現在内部で把握している中では、互いの主張は食い違っている」と述べ、これまでのところ、いじめの証拠はないものの事実関係の確認に努めると述べました。

NewJeansをめぐっては、グループを育成した人気プロデューサーが事務所の代表から解任され、親会社である韓国の大手芸能事務所とこのプロデューサーとの間で内紛ともいえる状況が起きていました。

日本でも活動し、人気が高いグループのメンバーの国会への出席は、韓国の内外で大きく報じられ、関心を集めています。