【パワハラ疑惑】兵庫・斎藤知事、証人尋問でパワハラ認めず「県民としてお引き取り願う」県外からも「リコールしないの?」の声(2024年8月31日SmartFLASH』)

斎藤知事の左腕には、ロレックスがキラリ

 8月30日、このパワハラ問題で大きな動きがあった。この日、県議会の調査特別委員会(百条委員会)はパワハラ疑惑について本人に証人尋問。斎藤知事は強い口調で職員を叱責したケースについて「職員に不快な思いをさせたことは反省したい。謝りたい」「言い方が厳しかったり、強くなったりしたことは謝りたい」などと陳謝。しかしパワハラは否定し、知事続投への意欲を明確にした。

 Xでは、ここにきてもなお自分の非を認めない斎藤知事に対し、怒りを抱く人が多く見られた。 

《そもそも兵庫県民が舐められてるんだから不信任案出してなんとかするのは県民の努めだぞ?》

兵庫県民として、斎藤知事にはお引き取り願いたい。未だに言い訳ばかりで、心からの謝罪が出来ているとは全く思えない》

 証人尋問を経た今、話題となっているのは“知事のリコール”だ。Xでは、《兵庫県民は愛知県みたいにリコール運動しないんですかね?》との意見もある。一方、立憲民主党などの県議で構成する「ひょうご県民連合」は、斎藤知事への不信任決議案を9月議会で提出する方針をすでに発表している。

「リコールとは、地方議会議員や、知事、市町村長などの解職請求のことです。有権者総数の3分の1以上の署名を持って、代表者が所管の選挙管理委員会に請求できます。

 現在、兵庫県有権者数は約450万人で、リコールのためには150万人超の署名が必要です。なかなか大変な数ですね。近年では名古屋市でリコール署名がありましたが、結局集まらずに偽造署名が問題になりました」(全国紙政治部記者)

 職員に対する謝罪の言葉は出たものの、「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会などが判定するものだ」と言い放つ斎藤知事に、民意は届くのだろうか。不信任決議案の動向も注目される。

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橋下徹氏 “パワハラ疑惑”兵庫・斎藤知事の元凶を指摘「自分は何も悪くないと信じ切っている」(2024年8月31日『スポニチアネックス』)

橋下徹

 元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏(54)が31日、自身のX(旧ツイッター)で、職員らへのパワハラの疑いなどを告発する文書をめぐり、同県議会の調査特別委員会(百条委員会)で証人尋問を受けた斎藤元彦兵庫県知事(46)についてつづった。

 尋問の中で斎藤知事はパワハラの認識について問われた。そのたびに「合理的な指摘」「パワハラかどうかは私が判定するというより、百条委員会とか第三者委員会が判定するものだと思う」などと返答。最後までパワハラを認めることはなかった。

 この問題について、橋下氏は記事を引用しながら連続で投稿した。斎藤知事が総務官僚だったことを引き合いに、「斎藤知事は課長レベルやった。極悪人ではないが、さすがに知事としてはあかんわ」と指摘した。

 知事への報告前にメディアに出た記事について、担当者を呼んで叱責したことについて問われた知事は、「新聞の1面に出たときは、すぐに想定問答を作って大臣室に入れておくのが当たり前だった」などと、官僚経験をもとにした行動を指導したことを説明した。これについて橋下氏は「やっぱり永田町霞ヶ関文化が元凶やね」と合点がいった様子。「やっぱり斎藤さんのこの仕事のスタイルは総務省でかたち作られたんやな。だから斎藤さんは自分は何も悪くないと信じ切っている。これじゃ、官僚と国民がどんどん乖離(かいり)するわ」と、失望感を示した。

 想定問答については「僕が知事、市長のときに新聞に出るたびに想定問答なんか作らせてたら、役所はそれだけの仕事になるわ。大阪では想定問答なんて廃止にした」と、自身の経験をもとに人員の無駄遣いを指摘。「全て知事、市長の責任。斎藤さん、やっぱり民間企業に勤めてから知事になるべきやった。あなたの感覚は現代において相当ズレている」と問題視した。

 一方で、その文化の元凶にも思いをめぐらせた。「でもそれは総務省という組織、霞ヶ関の世界、国会議員が作りあげたもの。あなたが正しいと信じている国会議員や総務省のやり方がおかしいんやで。それに気付いていない斎藤さんはある意味、可哀想や」と同情も示した。

 あらためて「これが永田町・霞ヶ関教か。そりゃ合理的で優秀な官僚たちが続々と辞めていくし、そもそも合理的な若者はやってこないわ」と指摘。「類は友を呼ぶ」と投稿を結んだ。