ハリス氏、副大統領候補にミネソタ州のワルツ知事を起用(2024年8月6日『CNN.co.jp』)

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ミネソタ州のティム・ワルツ知事。カマラ・ハリス副大統領が、選挙戦を戦う副大統領候補にワルツ氏を起用することを決めた
(CNN) 11月の米大統領選で、民主党からの指名を確実にしているハリス副大統領は、自身の副大統領候補としてミネソタ州のティム・ワルツ知事を選んだことが分かった。事情に詳しい情報筋4人が明らかにした。
 
  ワルツ氏は陸軍州兵として20年以上の経験を持ち、米同時多発テロ後には海外でも従軍している。2006年の下院選では、6期務めた現職の共和党候補を破り周囲を驚かせた。その後も再選を重ねたが、18年にミネソタ州知事選に出馬するため下院議員の職を離れた。6年にわたるミネソタ州知事時代には、新型コロナウイルスの流行や、白人警官による黒人男性のジョージ・フロイドさん殺害などさまざまな政治的、社会的動乱に直面した。
ハリス氏の副大統領候補をめぐってはワルツ氏とともに、ペンシルベニア州のジョシュ・シャピロ知事とアリゾナ州選出のマーク・ケリー上院議員も最終候補に残っていたとみられる。

米大統領選 民主党ハリス氏、副大統領候補にワルツ知事 トランプ氏と短期決戦へ(2024年8月7日『産経新聞』)
 
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記者団に話す米ミネソタ州のワルツ知事=7月、ワシントン(ロイター)
 
【ワシントン=坂本一之】米大統領選で民主党の候補指名が確定したハリス副大統領(59)は6日、自身の副大統領候補に中西部ミネソタ州のワルツ知事(60)を選んだと発表した。同党はハリス氏を大統領候補に正式に指名し、返り咲きを狙う共和党候補のトランプ前大統領(78)との短期決戦に臨む。
民主党は5日、党候補を選ぶオンライン投票を終え、代議員の99%がハリス氏に投票したと発表した。
ハリス氏は6日夕、大統領選の結果を左右する接戦州の東部ペンシルベニア州を訪れ、ワルツ氏と集会に臨む。同州を皮切りに中西部のウィスコンシン州ミシガン州など各接戦州をワルツ氏と回り、無党派層などの票獲得を図る。
ワルツ氏は元下院議員で庶民派として知られる。リベラル色が強く、労働者層や小規模事業の施策を重視している。中央政治の象徴であるホワイトハウスで政権ナンバー2を務めるハリス氏のイメージを補完することもできる。
また、ハリス氏が主要政党で初の黒人・アジア系女性の大統領候補として選挙戦に臨むことから、幅広い支持の獲得に向けて自身と異なる背景を持つ白人男性のワルツ氏を選んだとみられる。
ハリス氏は世論調査で勢いを見せ、支持率でトランプ氏と拮抗している。ただ、勢いを維持できるかは不透明だ。ハリス陣営は副大統領候補との集会や接戦州でのテレビ広告などで支持拡大を図る戦略だが、トランプ陣営は悪化する雇用環境や株価下落を巡りハリス氏を攻撃している。
民主党は1~5日に全米各州の代議員らによるオンライン投票を実施した。主要政党で女性が大統領候補に指名されるのはクリントン国務長官に続いて2人目。ハリス氏が当選すれば米国で初の女性大統領が誕生する。

副大統領候補にワルツ氏 ミネソタ州知事、ハリス氏起用へ―民主指名投票99%獲得・米(2024年8月7日『時事通信』)
 
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ハリス米副大統領=7月30日、ジョージア州アトランタ(AFP時事)
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ハリス米副大統領=7月30日、南部ジョージア州アトランタ(EPA時事)
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民主党のハリス副大統領(右)と中西部ミネソタ州のワルツ知事(AFP時事)
 
【ワシントン時事】11月の米大統領選の民主党候補に確定しているハリス副大統領(59)は6日、自身の副大統領候補に、中西部ミネソタ州のワルツ知事(60)を起用した。SNSで発表した。ハリス氏は同日中に同党候補としての指名を受諾し、ワルツ氏と共に選挙の激戦州の東部ペンシルベニアフィラデルフィアで演説する。
ハリス氏、支持率拮抗 激戦州でトランプ氏のリード奪う―米大統領
 ハリス氏の伴走者となるワルツ氏は、州兵、高校教師、アメリカンフットボールのコーチ、連邦下院議員などさまざまな経歴を持つ。選考対象となっていた他の候補者と比べてマイナス点が少なく、ハリス氏はワルツ氏について「中間層のために戦う気持ちが強いと感じている。私たちは素晴らしい協力関係を築くつもりだ」と述べた。
 民主党は1~5日、ハリス氏を大統領選の党候補に選出するための電子投票を実施。全米50州などの代議員の99%に当たる4567票を獲得した。同党全国委員会幹部らが一連の手続きを認定し、正副大統領候補が正式指名を受諾する運びとなる。
 ハリス氏は、主要政党の女性大統領候補としては2016年のクリントン国務長官以来2人目で、黒人女性、アジア系では初めて。

ハリス氏、支持率拮抗 激戦州でトランプ氏リード奪う―米大統領選(2024年8月4日『時事通信』)
 
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ハリス米副大統領(左)とトランプ前大統領(AFP時事)
 
 【ワシントン時事】11月の米大統領選で、民主党候補の指名が確定したハリス副大統領(59)は、有権者による支持率で共和党候補のトランプ前大統領(78)と拮抗(きっこう)している。好感度も上昇し、選挙戦から撤退したバイデン大統領(81)とトランプ氏双方を嫌う「ダブルヘイター」からの支持を集めているとみられている。
ハリス氏、支持層広げ好発進 勢い継続課題―米大統領
 ブルームバーグ通信などが7月30日に公表した世論調査によると、大統領選の勝敗を左右する東部ペンシルベニアや西部アリゾナなど激戦7州全体で、ハリス氏の支持率は48%でトランプ氏の47%を上回った。
 バイデン氏の撤退前はトランプ氏が7州で2ポイントリードしていたが、ハリス氏がこの差を消し去った格好だ。調査は7月24~28日、7州の4973人を対象に行われた。
 また、米エマーソン大が7月22、23両日実施した調査によると、7州のうち南部ジョージア、中西部のミシガン、ウィスコンシンなどでハリス、トランプ両氏の支持率は誤差の範囲で拮抗していた。ハリス氏は2021年1月の就任以降、バイデン氏が大統領選からの撤退を表明する前まで、副大統領としての支持率や好感度は決して高くなかった。
 同大の世論調査部門のマット・タグリア上級部長は「ハリス氏自身は何も変わっていないが、知名度が高いわけでもなかった。支持率の急上昇はバイデン、トランプ両氏に取って代わる『第三の選択肢』としてメディアに露出し、新鮮度が際立っているように見えるからだ」と分析する。
 ニューヨーク・タイムズ紙が25日公表した世論調査によると、ハリス、トランプ両氏に対する「ダブルヘイター」は8%で、バイデン、トランプ両氏の20%から激減。ハリス氏が支持を集めていることがうかがえる。