スクラップフェンシングは3日、女子サーブル団体の3位決定戦が行われ、日本(江村美咲=立飛ホールディングス、高嶋理紗=オリエンタル酵母工業、福島史帆実=セプテーニ・ホールディングス、尾崎世梨=法大)はフランスに45―40で勝利し、銅メダルを獲得した。
フェンシング女子サーブル団体3位決定戦に臨む江村美咲(左から2人目)ら日本の選手(3日、パリで)=池谷美帆撮影
1点リードされた7試合目、高嶋が6連続ポイントを奪い、試合の流れを変えた。8試合目の尾崎は、今大会個人「金」のアピティブリュネに対し、引けを取らず、40-37でアンカーの江村に試合を渡した。
最後は、江村が今大会「銀」のバルゼルを果敢に攻め、勝利を手繰り寄せた。今大会、金メダルを期待されながら個人3回戦で敗れていた江村が、最後は5ポイントを奪い意地を見せた。
日本のフェンシング勢は、男子エペ個人の加納虹輝(JAL)が金メダルを獲得したほか、男子エペ団体と、女子フルーレが銀メダルに輝いていて、これが今大会4個目のメダルとなった。
フェンシング女子サーブル団体3位決定戦でフランス選手(左)と対戦する尾崎世梨=パリ(共同)
パリ五輪フェンシング女子サーブル団体の日本は3日、3位決定戦でフランスを45―40で下し、銅メダルを獲得した。日本女子は今大会のフルーレ団体の「銅」に続くメダル。男女を通じてサーブル種目で初の表彰台となった。
日本は江村美咲(25)=立飛ホールディングス、高嶋理紗(25)=オリエンタル酵母工業、福島史帆実(29)=セプテーニ・ホールディングス、尾崎世梨(21)=法大=の陣容で臨み、準決勝ではウクライナに敗れたものの、メダルを確保した。