柳井綾音【写真:Getty Images】
日本陸上競技連盟は29日、パリ五輪の女子20キロ競歩に出場予定だった岡田久美子(富士通)と柳井綾音(立命館大学)が、出場辞退すると発表した。理由は男女混合競歩リレーに専念するため。柳井は発表後、自身のXで誹謗中傷を受けていると明かし「このようなことが少しでも減って欲しい」と願った。
柳井は発表後、自身のXで「今回、男女混合リレーに専念させて頂くことになりました。オリンピックで辞退するということはすごく贅沢だと思いますが、1本に集中してメダルを目指したいと思います 試合は8月7日に行われます! 応援よろしくお願いします」と投稿。五輪では初開催となる男女混合競歩リレーのメダルに向けて、決断したことを説明した。
しかしその後、別の投稿で「今回の20kmWの辞退の件ですが、たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました」と誹謗中傷を受けていると訴えた。「試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と願った。
ファンからは「気にしなくて良い」「どうか応援だけが届きますように」「苦渋の決断だと思います!」などとエールが送られていた。
THE ANSWER編集部
柳井綾音(23年2月撮影)
辞退理由は「男女混合リレーに専念するため」。ただ、この決断にネット上で批判のコメントがあったことから、柳井は同日に更新した自身のX(旧ツイッター)で、「たくさんの方から厳しい言葉に傷つきました。試合前は余計神経質になり、繊細な心になります。批判ではなく応援が私たち選手にとって力になります。批判は選手を傷つけます。このようなことが少しでも減って欲しいと願っています」と悲痛な叫びを上げた。
この投稿の前には、「今回、男女混合リレーに専念させて頂くことになりました。オリンピックで辞退するということはすごく贅沢だと思いますが、1本に集中してメダルを目指したいと思います」と意欲をつづっていた。