体操女子のエースとして活躍が期待されていた宮田。写真:滝川敏之
宮田にはオリンピック代表選手としての行動規範に違反する行為があったとして、協会が調査を開始。宮田はチームを離脱し、事前合宿地のモナコから帰国することになった。その後、喫煙の疑いに関して、18日に本人に聞き取り調査がなされた結果、疑惑の喫煙行為に加えて飲酒行為も明らかとなった。
飲酒や喫煙で、パリ五輪直前での出場辞退にネット上などでは賛否が真っ二つに分かれるなか、前新潟県知事で立憲民主党の衆議院議員・米山隆一氏が自身のX(旧ツイッター)で「仮に喫煙が事実だったとして、厳重注意の上反省文の一つも書いてもらえば良い事ではないかと思います。冷静な対応をと思います」と言及すると、すぐに話題となり、自身の発言についての記事を引用しつつ「記事になっています。重ねて協会は是非、冷静な対応をと思います」と続けた。
代表行動規範に違反した宮田の五輪辞退に関しては、複数の著名人がSNSで持論を投稿。フォロワーもこれらの投稿について、多くの賛否両論のコメントを寄せている。
構成●THE DIGEST編集部
1. オリンピズムの根本原則を理解し、行動すること。*1
ガイドライン、ルール等を遵守すること。*2
胸に日の丸をつけた公人であることを自覚し、すべてにおいて規律ある行動をとること。
3. 人間力の向上に努めること。
アンチ・ドーピングの理念への理解を深め、インテグリティ(誠実性・健全性・高潔性)を
確保し、行動すること。*3
4. フェアプレーの精神を重んじ、競技を通じて世界の人々に夢や感動、希望をもたらし、
同世代の模範となるように努めること。
5. 世界各国・地域の選手団や、大会開催地の人々との友好と親善を心がけること。
6. オリンピック・ムーブメントの先導者として、その推進に貢献し、スポーツの価値を
未来の子供たちに伝えていくこと。*4
公人としてのあなたの行動は、すべての人々に、常にどこかで見られていることを
忘れてはなりません。
※本行動規範の遵守は、団長以下、役員、監督、コーチ、選手を含む全ての選手団員に
求められるものです。