「手話言語条例」の制定に向け徳島県が検討委員会を設置(2024年6月28日『NHKニュース』)

聴覚に障害のある人たちが安心して生活できるよう手話を言語と位置づけ、普及などに取り組む「手話言語条例」の制定に向け、徳島県は検討委員会を設置することになりました。

「手話言語条例」は聴覚に障害のある人への理解を深め安心して生活できるよう手話を言語として位置づけ普及や啓発を図るもので、全国の自治体で条例の制定が進んでいます。

徳島県内では三好市で制定されていますが、県でも条例を制定しようと当事者の団体などでつくる検討委員会を設置することになりました。

検討委員会では、手話への理解を深めるため県民が手話を学ぶ機会を増やすことなどを検討することにしています。

県は、検討委員会を早ければ来月に設置し、来年3月の条例の制定を目指すことにしています。

全日本ろうあ連盟によると、「手話言語条例」は都道府県では38の自治体で制定されていて、徳島県で制定されれば四国では初めてとなります。

県障がい福祉課は「条例の制定をきっかけに手話を使ったコミュニケーションの普及を図り、耳が不自由な人への理解を広げていきたい」と話しています。