小池自身も世論調査を実施
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6月18日、東京都知事選に立候補を決めた小池百合子知事と野党系の蓮舫参議院議員がそれぞれ公約を発表した。「現代ビジネス」は、小池知事を支援する方針を打ち出した自民党の世論調査の数字を入手した。その数字は以下の通り。
6月1日~2日実施
小池 43.1%
蓮舫 33.0%
6月8日~9日実施
小池 40.3%
蓮舫 34.6%
6月15日~16日実施
小池 43.6%
蓮舫 32.1%
小池知事が最大で11%、最小で6%、優勢の数字となっている。石丸伸二氏は一桁台の数字で、当選圏外の予測。
いずれにせよ、都知事選は現在のところ小池知事が優位な状況にある。
「当初、小池知事は5月29日に都議会で出馬表明する想定でした。しかし、蓮舫氏にサプライズのお株をうばわれた形になり、急遽、都議会の原稿を書き換え、表明を延期したのです。その間、念には念を入れて世論調査をかけるなど、蓮舫氏の情勢を分析していました」(小池陣営の関係者)
蓮舫のサプライズにも動揺せず
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ようやく6月12日の都議会で3選出馬の表明となった。もともと自民党は支持率低迷の中、小池知事人気に便乗する目論みだった。小池知事との交渉にあたったのは、「裏金2700万円」で党員資格停止処分を受けた萩生田光一東京都連会長である。
「萩生田氏は汚名返上とばかりに小池知事に擦り寄った。だが、小池知事が1枚どころか2枚、3枚上手で転がされるばかりで、結局、推薦できなかった。
蓮舫氏のいきなりの出馬表明に小池知事も驚いたが、世論調査を見て、自民党とつながらない方が勝利に近づけると確信しているという。やはり現職なので、安定感があり、妙なサプライズは不要ということ。赤っ恥をかいたのは萩生田氏だ」(自民党幹部)