小池栄子と仲野太賀が主演する宮藤官九郎オリジナル脚本の水10ドラマ「新宿野戦病院」（フジテレビ系、7月3日スタート）の出演者11人が新たに決まった。NHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの夫の優三を演じた仲野と同じく、朝ドラ出演で注目を集めた平岩紙と岡部たかし、塚地武雅（ドランクドラゴン）の出演が決定。ほかにも馬場徹、中井千聖、石川萌香、萩原護、余貴美子、高畑淳子、生瀬勝久、柄本明と演技巧者がそろった。ドラマの舞台となる「聖まごころ病院」の3代目院長・高峰啓介を柄本、その院長と対立する弟・高峰啓三を生瀬が演じるなど、ベテラン俳優たちが宮藤が描く個性豊かなキャラクターによる群像劇を盛り上げる。
平岩が演じるのは、5浪の末に医大受験を諦めて、現在はソーシャルワーカーとして働く院長の娘・高峰はずき。外科医と結婚して病院を継ごうと、出会い系アプリを駆使して婚活している。平岩は作品について「歌舞伎町×宮藤さん、わあ、いいなあと思いました。強くもはかなくも、そこに生きる人たちが優しく愛らしく描かれています」と語る。
一方、岡部が演じるのは内科・小児科医の横山勝幸。人命優先の院長の考えに賛同し、恩義を感じていたが、今は医者としてのプライドや向上心がすっかり薄れ、妻子持ちにもかかわらず〝パパ活〟を夢見ている。岡部は「宮藤さんの脚本は笑えるが切実で深い。僕演じる医者は、自分は安全な場所にいてへらへらしてる奴で〝普段の俺やがな！〟と思わなくもない」と笑う。
塚地は「男か女か分からない」看護師長役で登場。全ての患者を〝まごころ〟で包み込む謎多き存在だ。ほかにも、馬場が性病とED治療専門のイケメン泌尿器科医役、余が主人公・ヨウコ（小池栄子）の実母役、高畑は病院を陰で支える有能な〝お局〟役にそれぞれ扮する。
本作は宮藤官九郎による初の医療ドラマ。新宿・歌舞伎町の路地にひっそりと建つ「聖まごころ病院」を舞台に、米国籍の元軍医である女医のヨウコ・ニシ・フリーマン（小池）と、美容皮膚科医の高峰享（仲野）を中心とした群像劇を描いていく。
「新宿野戦病院」
フジテレビ系 7月3日スタート 毎週（水）午後10：00～10：54 ※初回は～午後11：09
