国際社会はウクライナ侵略を成功させてはならない。その一点で、各国は結束を強める必要がある。
ウクライナを巡り、交渉を拒んでいるのは米欧だと主張したつもりのようだが、その言葉にだれが同調するだろうか。
5期目でもウクライナのゼレンスキー政権を倒し、外交や安全保障政策の独立性を奪って「属国化」する方針を貫こうとする野望を容認してはならない。
ロシア政府は、米欧日などの経済制裁に効果はないと強弁したいようだが、軍需主導の成長には限界があるはずだ。国民生活を軽視した政策を続ければ、中長期的に経済は衰退に向かうだろう。
ロシアは侵略戦争を有利に進めようと世論工作を行っている。
これらの情報はロシアも発信元とされる。国際社会は、民主主義陣営を分断しようとするロシアの謀略に惑わされてはならない。
中国はロシアとの貿易を拡大しており、事実上、ウクライナ侵略を下支えしている。ロシアが消耗し、自国への依存を強めることが利益になると、中国は計算しているのだろう。
中国に対露支援を停止するよう粘り強く説得することもまた、日本を含む西側諸国の責務だ。