映画「君たちはどう生きるか」中国で興行収入149億円…SNSでジブリ作品が連日話題(2024年4月20日『読売新聞』)

【上海=田村美穂】中国で公開されている宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」の興行収入が20日時点で7億元(約149億円)を超え、大ヒットとなっている。「ハウルの動く城」も公開予定で、SNS上ではスタジオジブリの作品が連日、話題となっている。
 
北京の映画館につるされた「君たちはどう生きるか」の巨大なポスター(19日)=大原一郎撮影
北京の映画館につるされた「君たちはどう生きるか」の巨大なポスター(19日)=大原一郎撮影

 中国の映画チケット販売サイト「猫眼電影」によると、公開初日の3日から20日までの「君たちはどう生きるか」の興行収入は、昨年公開の新海誠監督の「すずめの戸締まり」の約8億元に次いで、日本のアニメ映画として史上2位となった。SNS上で「イラストがすてき」などと好評だ。

北京市内の映画館に飾られた「ハウルの動く城」の公開予告ポスター(19日)=大原一郎撮影
北京市内の映画館に飾られた「ハウルの動く城」の公開予告ポスター(19日)=大原一郎撮影

 30日には、「ハウルの動く城」が公開される。同サイトによると、20日夕時点でチケットの予約額は280万元を超えており、前評判が高い。作品の公式SNSには19日、宮崎監督らが書いた「中国のみなさん 映画を楽しんで下さい。」とのメッセージが投稿された。