大阪・関西万博 会場へ食品持ち込み一転し認めること明らかに(2024年4月6日『NHKニュース』)

 


大阪・関西万博の実施主体の博覧会協会は、ことし1月、原則として禁止するとしていた会場内への食品の持ち込みについて、5日、一転して認めることを明らかにしました。協会は、入場時の持ち物の検査方法などを見直した結果だとしています。

博覧会協会は、万博の会場に持ち込めるものについて、ことし1月、ガイドラインを公表し、▽セキュリティー対策の強化や▽食中毒対策を理由に、弁当をはじめとした食品の持ち込みを原則として禁止する方針を明らかにしましたが、その後、この方針自体を再検討する考えを示していました。

博覧会協会は5日、検討結果を踏まえて改訂したガイドラインを公表し、一転して弁当を含む食品全般の持ち込みを認めることを明らかにしました。

理由について協会は、入場時のX線検査の方法を検証したところ、食品が保冷バッグなどに入った状態でも、中身を見分けられることが分かったためだとしていています。

そのうえで、食品を持ち込む場合は温度管理をするなどして食中毒対策を徹底するよう呼びかけています。

一方、飲み物については、水筒やペットボトルなどの持ち込みを認めるものの、酒類や瓶などは引き続き禁止するとしています。

 

2024.04.05
「持込禁止物・禁止行為に関する来場者向け規約」の更新について
公益社団法人2025年日本国際博覧会協会では、博覧会会場内における秩序維持および安全対策・保安上の観点から、会場全体において禁止されている持込物と禁止行為を規定した「持込禁止物・禁止行為に関する来場者向け規約」を更新しました。

会場内の安全確保・秩序維持を目的としておりますので、事前に必ず内容をご確認の上でご来場いただきますようお願いいたします。

(主な変更点)
・持込禁止物から「食品全般」を除外いたしました。

持込禁止物・禁止行為に関する来場者向け規約

 

C3-2.持込禁止物(その他禁止物)について 
酒類全般(容器や開封開封問わず全て) 
・瓶、缶類の飲料 
※マイボトル、水筒を推奨、ペットボトルも可。 
介助犬聴導犬盲導犬を除く動物並びに植物及びその種子(※ペット同伴については別途定める) 
アマチュア無線機、特定小電力無線機、トランシーバー等の無線通信機器(ただし、携帯電話、ラジオ、 
パソコン、タブレットを除く)、小型無人機(ドローン等)、ラジコン玩具 
・のぼり、横幕、その他これらに類するもの 
・拡声器、メガホン、スピーカー等、騒音を発するおそれのあるもの 
・ローラースケート、スケートボード、キックボード、自転車等、他人の通行に支障を及ぼす恐れのあるもの 
・ハードケースおよびスーツケース、物品を運ぶようなカート、キャリーケース等  
・カメラの一脚又は三脚、自撮り棒(手のひらに収まるハンドサイズのものは除く)等、凶器となり得るもの 
・その他会場の秩序及び安全対策上不適当と認められるもの 
・その他法令等により所持が禁止されている物

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