日本郵船は、今年の春闘で過去最大となるおよそ18%の賃上げを労働組合側に回答したと明らかにしました。
日本郵船によりますと、対象となるのは正社員およそ1600人で、基本給を一律で引き上げるベースアップと定期昇給をあわせておよそ18%の賃上げを行うとしています。
ベースアップは3年連続で、賃上げ率は前の年の6.82%を大きく上回り過去最大となります。
また、今年4月に入社する新卒社員の初任給も4万8300円増やし、32万3300円にするということです。
日本郵船は、大幅な賃上げについて「採用競争力をいっそう強化するとともに事業をけん引していく人材への投資のため」と説明していて、月内の妥結を目指しています。