愛子さま卒業で学習院は皇族ゼロに「将来の天皇」悠仁さまの進路で秋篠宮家の教育方針の真価が問われる(2024年3月22日『日刊ゲンダイ』)

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秋篠宮家の長男悠仁さま(代表撮影)
秋篠宮家の長男悠仁さま(代表撮影)
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《素晴らしい先生方や友人たちと出会えたこともうれしく、またありがたく思っております》

 天皇皇后両陛下の長女、愛子さま20日学習院大学をご卒業された。愛子さまは報道陣の問いかけに、《最初の3年間はオンライン授業で、最後の1年はこのキャンパスに通い、たくさんの新しい学びを得て、充実した4年間を過ごすことができました》とお話しされたように、入学時にコロナ禍に見舞われ、最初の3年はキャンパスライフを制限された。それだけに、最後の1年は高校時代からのご友人や大学から新たにできたご友人たちと交友を深められたという。

 愛子さまはご卒業後、日本赤十字社に嘱託社員として入社され、公務と並行して勤務される。

愛子さま学習院に通われる最後の皇族となり、皇族方が学習院に進まれる見通しは今のところありません。そんな中、来年4月の大学入学に向けて秋篠宮家の長男、悠仁さまの進路に視線が集まっています」(宮内庁担当記者)

 秋篠宮家の長女、眞子さんが学習院女子高等科から国際基督教大学ICU)に進学されたのを機に、加速していったのが皇室の“学習院離れ”だ。次女、佳子さま学習院大学入学後、眞子さんと同じICU編入。長男の悠仁さまは幼稚園から中学校までお茶の水女子大付属で学ばれ、高校からは筑波大学付属高校に進学され、この4月で3年生に。

  
■根強い東大への推薦入学

秋篠宮家ご夫妻は出身校である学習院を遠ざけた理由はさまざまに語られていますが、これまでの慣習にとらわれない教育を受けさせたいという意向があってのことと聞いています。もし眞子さんが学習院に進学されていたら、今の米国での結婚生活はなかったはずなので、ご本人からすると結果オーライということになるでしょう。しかし、小室圭さんとの婚約後に結婚が延期になってしまった事態で、世間が皇室を見る目を変えてしまったのは否定できません。宮内庁としては今後、同じような事態が悠仁さまの大学進学で起こるのは是が非でも避けたいところでしょう」(皇室ジャーナリスト)


 都内有数の進学校である筑付に通われる悠仁さまの進学先として、東京大学が有力視される理由としてあげられるのが、昨年11月に発表された“トンボの論文”。幼少のころからトンボの生態に興味を持たれ、研究してきた悠仁さまは、筆頭研究者として「赤坂御用地のトンボ相」という論文が国立科学博物館の学術出版物に掲載された。

「16年から始まった東大の学校推薦型選抜の際に、トンボの論文が有利になるといわれています。ただ、愛子さま学習院でご自身の興味を探求され、卒業後は大学院への進学や留学をせずに、日本赤十字社での勤務を自ら希望されるなど、立派に成長されています。悠仁さまにとってご自身の研究に東大がベストな選択であれば、もちろん喜ばしいことではありますが、その一方で、将来の天皇が一般社会のように過度に学歴にこだわる必要があるのかという声が聞かれるのも無理はないかと思われます」(前出・皇室ジャーナリスト)


 独自の教育方針を貫かれる秋篠宮ご夫妻。悠仁さまはどんな成長した姿を見せられるのか。