来年度NHK大河ドラマの主演に仲野太賀が抜擢され、今年度の日本アカデミー賞では安藤サクラが最優秀女優賞&助演女優賞をW受賞するなど、最近は二世俳優の活躍が目覚ましい。
仲野太賀は、『ゆとりですがなにか』(2016年・日本テレビ系)や『今日から俺は!!』(2018年・日本テレビ系)など人気作に出演し、一躍有名に。そんな仲野は、父親が俳優の中野英雄(59)であることから、二世俳優の印象を与えないようにと「太賀」という芸名で活動していたが、2019年に「仲野太賀」に改名。父親の知名度に頼らず、実力で勝負したいという気持ちがあったのだろう。 そこで本誌は、40歳以下の「演技がうまい二世俳優」について、アンケートを行った(~3月15日)。
第3位は杏(37) 父親で俳優の渡辺謙(64)は、日本アカデミー賞で何度も最優秀主演男優賞を受賞した実力派俳優だ。『ラストサムライ』や『GODZILLAゴジラ』に出演し、世界でも知名度の高い渡辺謙の娘でありながら堂々の3位にランクイン。 近年はフランスに拠点を置いているが、『キングダム 運命の炎』や『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』など話題作に出演し、6月には映画『かくしごと』で記憶を失った少年の“母”と嘘をつき生きる女性を演じる。
《父親のいい演技を上手く受け継いでいる》(30代男性/専門職)、《親の七光りを感じさせない演技で、『花咲舞が黙ってない』などキャラが際立っています》(40代男性/専門職)、《父親が渡辺謙さんであことを隠してデビューし、朝ドラの主演を見事に演じたり、子どもを抱えながら、一生懸命に生きている様子は、演技の幅を拡げていると思う》(40代女性/専業主婦)と、二世タレントでありながらも親の知名度に頼らずに活躍している姿や、父親譲りの演技力に感嘆の声が多く寄せられた。
第2位は長澤まさみ(36) 父は元サッカー選手で、日本代表経験もある長澤和明(66)。長澤まさみが主役を演じたドラマ『コンフィデンスマンJP』(2018年・フジテレビ系)は、好評に好評を重ね三度の映画化。2020年には『MOTHER マザー』にて日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した。レギュラー出演している映画『キングダム』シリーズは今年7月にも最新作『キングダム 大将軍の帰還』が公開されるなど、ひっぱりだこの売れっ子だ。
《華のある存在感を持っていて目が惹かれる。いつもさまざまなキャラクターの演技を使い分けていて印象的》(40代女性/会社勤務)《シリアスな役柄もユニークで笑える役柄もマルチにこなし、唯一無二のタレントだと感じる》(50代女性/パート・アルバイト)と、演技の幅広さに絶賛の声が。 さらに《演技が自然。しかも魅力的》(60代男性/会社勤務)、《感情表現に心揺さぶられる》(20代男性/会社勤務)と、その演技力にも心を奪われている視聴者も多くいるようだ。
第1位は安藤サクラ(38) 俳優の奥田瑛二(73)とタレントの安藤和津(76)の次女で、2012年には柄本明(75)の息子・柄本佑(37)と結婚したことで話題に。 今年の日本アカデミー賞では『怪物』で最優秀主演女優賞、『ゴジラ-1.0』で最優秀助演女優賞をW受賞。最優秀主演女優賞は、『百円の恋』『万引き家族』に続く三度目の受賞となった。さらに『ブラッシュアップライフ』(2023年・フジテレビ系)では転生を繰り返す主人公を熱演。実力派俳優として目覚ましい活躍を見せている。
《演技が自然体で、シリアスな演技もコメディな演技も上手いと思う》(20代女性/学生)、《「ブラッシュアップライフ」で、リアリティー溢れる日常の演技や表情がとても自然で惹かれた!》(30代女性/会社勤務)と、演技の幅の広さだけでなく、難しい役でも自然体で演じているというコメントが多く見受けられた。 また、《ブラッシュアップライフの演技は本当にすごかった。親もとても有名な俳優さんだが、それに負けず劣らずの演技力を持っていると思う》(20代男性/学生)、《親の七光りを感じさせないところ》(60代女性/無職)と、老若男女から安藤の実力に賞賛の嵐が。 自らの実力で人気を勝ち取っている二世タレントたち。彼らの今後に期待したい!