自民党は16日、青年局と女性局の合同会議を党本部で開いた。鈴木貴子青年局長は、同局の近畿ブロック会議後に露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた懇親会が開かれたことに言及し「政治不信の回復に努めている最中に大変なご迷惑をおかけした」と陳謝した。
【写真】「きわどいサービス」で有名だった女性ダンサーチーム
さまざまなコスチュームがあるという 会議には両局に所属する地方議員らも出席し、鈴木氏は「言葉だけでなく行動で示していく」と信頼回復を誓った。不適切な懇親会について青年局が改めて協議し、今後の方針などを取りまとめることも確認した。
また、女性局の幹部が昨年夏のフランス研修中にエッフェル塔の前で撮影した写真が「観光旅行のようだ」と批判を浴びたことを巡り、女性局の石田昌宏局長代理は「これからしっかりと信頼回復に努めていく」と述べた。
こうした事態を踏まえ、合同会議に出席した岸田文雄首相(自民総裁)は両局に対して国民から厳しい目が向けられていると指摘。その上で「大事な時だからこそ、緊張感を持ってそれぞれの取り組みを進めてもらいたい」と呼びかけた。