岸田文雄首相(自民党総裁)は16日、党本部で開いた青年局と女性局の全国大会で、党和歌山県連主催の懇親会に露出の多い姿の女性ダンサーを招いた問題を念頭に「国民から厳しい目を向けられる事案にも直面している。この大事な時だからこそ、引き続き緊張感を持ってそれぞれの取り組みを進めていただきたい」とあいさつし、引き締めを図った。 【実際の投稿】世耕氏の野党時代のツイート、矛盾が話題
懇親会にいた藤原崇前青年局長は役職を辞任した。12日に就任した鈴木貴子青年局長は全国大会で「一連の事案で、大変なご迷惑をおかけし、皆さんの思いを裏切っていることに心からおわびする」と陳謝した。青年局を所管する党組織運動本部の金子恭之本部長も「極めて不適切な事案であり、参加者には事前には懇親会の内容を全く知らされていなかったとはいえ、それを止められなかったことは責任感に欠けていた。国民、党員の思いを踏みにじる行為で、申し訳ない思いでいっぱいだ」と語った。【高橋祐貴】