俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は15日、第8話が放送され、ラスト3分、女優の小泉今日子(58)が本人役で事前告知なしのサプライズゲスト出演を果たした。
地上波ドラマへの出演は、2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」以来5年ぶり。初回(1月26日)、トイレの壁に貼られたポスターで登場した小泉の満を持しての“リアル出演”に、SNS上には驚きや喜びの声などが続出。
オンエア終了後、「キョンキョン」が「X(旧ツイッター)」の国内トレンド2位に入るなど、大反響を呼んだ。
【写真】「不適切にもほどがある!」第8話。本人役で事前告知なしのサプライズゲスト出演を果たした小泉今日子
<※以下、ネタバレ有> 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。
主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
第8話は「1回しくじったらダメですか?」。令和にタイムスリップしたムッチ先輩こと秋津睦実(磯村勇斗)は、息子の秋津真彦(磯村勇斗)と対面。小川純子(河合優実)が自分と入れ違いで昭和に帰ったことを知った上に、井上昌和(三宅弘城)から“ある話”を聞くと、突然パニックに?同じ頃、EBSテレビのカウンセラー・小川市郎(阿部サダヲ)の元には、過去に起こした不倫スキャンダルのため閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談に来る。復帰のメドが立ったものの、リスクマネジメント部長が栗田一也(山本耕史)に代わり、白紙に戻され…という展開。
今度は不倫などの不祥事とSNS上におけるバッシングの問題に一石を投じた。 ラスト3分の令和パート、喫茶「SCANDAL」。ムッチは店内で文庫本を読む女性客が気になって仕方がない。歩み寄り「キョンキョンですか?」と声を掛ける。「ウソだあ」「だってキョンキョン、学年一緒だし」「ってことは、ドッペルゲンガー?えっ?」と目の前にいるのが小泉今日子(本人役)だとは、にわかに信じがたい。ムッチの反応に、小泉も驚く。
そこへ市郎が現れる。ムッチは「見て見て。あのおばさん、キョンキョンなのにキョンキョンじゃない」。市郎も「ホントだ!キョンキョンなのにキョンキョンじゃない!マスター(沼田爆)見て、キョンキョンなのに」。小泉は「何なんですか、さっきから、失礼過ぎる!」と憤る。
市郎は「落ち着け、ムッチ。今、キョンキョン58(歳)。こんな感じ。あ、40周年おめでとうございます」と一礼し、店のトイレに貼ってあった小泉のポスターが脳裏によみがえる。令和のトイレには「40周年アニバーサリー」、昭和のトイレには「渚のはいから人魚/風のマジカル」。市郎が「本物、かわいいねえ」と実感を込めると、小泉は「今さら言われても、うれしくない」と返した。
小泉の民放ドラマへの出演は、主演を務めた17年10月期のTBS火曜ドラマ「監獄のお姫さま」以来、約7年ぶりとなった。宮藤氏の脚本作品は13年度前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」など常連。ついに実現した“ご本人登場”に、インターネット上には「まさかのキョンキョン本人w」「本物ー!お久しぶり!ー」「本当にキョンキョンが出てくるとは。うれしいよ~」「キョンキョンを雑に扱うところが面白いです」「小泉今日子の大ファン脚本家による年齢イジりと『今もかわいいね』の台詞。キョンキョンとクドカンの積み重ねた歴史」などの声が相次いだ。視聴者は衝撃に包まれ、SNS上は騒然となった。
次回は第9話「分類しなきゃダメですか?」(3月22日)が放送される。
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「不適切にもほどがある!」キョンキョン登場に驚きと喜びの声 小泉今日子が本人役で出演(2024年3月15日)
宮藤官九郎が脚本を手がける、阿部サダヲ主演のTBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜よる10:00~)の第8話「1回しくじったらダメですか?」が放送。第1話から存在が言及されてきたゲストの出演が明かされ、X(旧Twitter)では視聴者から驚きの声があがった。(ネタバレあり。第8話までの展開に触れています) ついにキョンキョンまで登場「不適切にもほどがある!」第8話フォトギャラリー 2024年にタイムスリップしてしまった1986年に暮らす昭和オヤジ・小川市郎(阿部)が、過去と現在を行き来しながら、ギリギリの「不適切」発言で令和の空気をかき回す本作。
先週放送された第7話では、2024年にやってきた市郎の一人娘・純子(河合優実)と、令和で出会った美容師・ナオキ(岡田将生)との時を超えたラブストーリーと共に、昭和に暮らすムッチ先輩(磯村勇斗)までもが令和にやって来る展開が描かれた。
第8話では、令和で息子の秋津(磯村勇斗/一人二役)と対面したムッチ先輩が、すでに純子が昭和に帰ったことを知らされ「未来に来た意味がない」と騒ぎだすも、井上(三宅弘城)から、ある恐ろしい話を聞かされてパニックに。同じ頃、市郎(阿部)のもとには、過去に起こした不倫スキャンダルによって閑職に追いやられていた入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太)が相談にやって来る。復帰の目処が立っていたにもかかわらず、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史)に変わったことで白紙に戻されてしまったという倉持。市郎は渚(仲里依紗)も交えて、倉持の復帰を栗田に直談判し、ようやくアナウンサー復帰をもぎ取るが、あまりに厳しい世間の目に疑問を抱く展開が描かれた。
ドラマの中盤、昭和の喫茶店「すきゃんだる」でサカエ(吉田羊)と中学校教師・安森(中島歩)が話をしていると、そこに謎の女性が登場。その姿から目を離せない安森とマスター(袴田吉彦)は「見た?」「キョンキョン!」と大興奮するが、画面に顔は映されなかった。