「不適切にもほどがある」古田新太ファンは気付いた!劇中のセリフが話題 「偶然?」「これはリアル」
俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)は今月23日、第5話が放送され、俳優・古田新太(58)演じる犬島ゆずるの正体が明かされた。ゆずるの劇中でのセリフが、古田ファンの間で話題を集めている。
<※以下、ネタバレ有>
宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。
第5話は「隠しごとしちゃダメですか?」。犬島渚(仲里依紗)から「父親に会ってほしい」とホテルのラウンジに連れられた小川市郎(阿部サダヲ)は、犬島ゆずる(古田新太)と対面。ゆずるは市郎の一人娘・純子(河合優実)の夫となる人物ということが発覚する。
若き日のゆずる(錦戸亮)は、ディスコ「マハラジャ」で純子と出会い、結婚へ。ゆずるは地元の神戸に戻り、家業の仕立屋「テーラー犬島」を継いだ…という展開。
ゆずるは、純子の父である市郎に「お父さん、僕は純子さんを愛しています。16歳から遊び倒し、400人以上の女と夜をともにしてきた僕が、その経験の全てが、純子さんと出会うためにトレーニングにすぎなかったのかと思うほど、純子色に染まってます」とその愛を伝える。市郎は「それを聞いて喜ぶ親がどこにいる」とキレ気味だが、ゆずるは「本気です。他の女とは別れます」と宣言。「これからか!?」とさらにブチ切れる市郎に対し、「近日中にソッコー別れます!お約束します!」と固く誓う。
このシーンが、古田新太ファンの間で「リアル古田さんでは?!」と話題を呼んでいる。
というのも、このセリフ、現実世界の古田の求婚と重なるのだ。
昨年、結婚30周年を迎えた古田。古田の妻は、元アイドル。古田は、タレント活動をしていた現在の妻のファンだったという。仕事で共演を重ね顔なじみとなり、さらに行きつけの飲み屋も同じだったことから、古田から「付き合おうぜ」と交際を申し込んだ。
しかし「あんたの何番目かの彼女になるつもりはない」とかわされてしまう。「ここは引いてはいけない」と思った古田は、思い切って「じゃあ、結婚して」と突然プロポーズ。これに、まさかの「はい」という返事が返ってきたという。
「これはしなければいけないのか…」と思った古田は「2カ月くれないか。何とか整理するから」と、2カ月の期間をもらい、女性関係を整理。当時、古田には「(妻には)7人って言ってたんですけど、本当は9人」の彼女がいたという。この衝撃のエピソードを、バラエティー番組などで明かしている。
古田ファンからは「若いころのリアル古田」「“他の女とは別れます”というセリフでリアル古田さんでは?!と思いました」と、驚く声が上がった。
この演出は偶然か、狙ったものなのか…。ストーリーの面白さもさることながら、さまざまな小ネタでも視聴者を楽しませている「ふてほど」。次回は第6話「昔話しちゃダメですか?」(3月1日)が放送される。