立憲民主党の安住淳国対委員長は10日、新潟県新発田市で講演し、自民党和歌山県連が主催した会合に露出の多い衣装の女性ダンサーを招いた問題を批判した。「自民は地方の末端まであぐらをかき、おごっている」と述べた。「10年ぐらい政権を持つと自民は腐る」と指摘し、政権交代の必要性を訴えた。
秋元真夏 自民セクシーダンサー懇親会に「選挙で投票したくないなと思うくらいの行動、対応、発言だなと」(2024年3月10日)
アイドルグループ・乃木坂46の元メンバーでタレントの秋元真夏(30)が10日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)に出演。自民党和歌山県連が主催し、党青年局幹部や近畿の若手地方議員らが参加した会合に、露出の多い衣装の女性ダンサーを複数招いていたことについてコメントした。
【写真】「令和5年 自民党青年部・青年局近畿ブロック会議」出席者(インスタから)
懇親会ではダンサーに口移しでチップを渡す参加者もいたといい、その場にいた青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)と中曽根康隆局長代理(群馬1区)はいずれも役職を辞任した。
県連青年局長の川畑哲哉県議は女性ダンサーを招いた理由について、和歌山市で記者団に「多様性の重要性を問題提起しようと思った」と釈明。会合は昨年11月、国会議員や近畿ブロックの地方議員ら計30~40人を集めて和歌山市のホテルで開いた。女性ダンサーは5人だった。
秋元は「びっくりしちゃう感じだったんですけど、もし、そういう趣味があるなら個人で勝手にやってくれればいいのになって感じがする」と言い、「私たち国民がこれを知ったら選挙で投票したくないなと思うのもしようないかなっていうくらいの行動、対応、発言だなと感じました」と自身の思いを話した。
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ラサール石井 自民党会合〝口移しチップ〟は「議員に禁じられている『寸志』などを渡す行為」(2024年3月10日)
タレントのラサール石井が10日、X(旧ツイッター)を更新し、自民党青年局幹部らが参加した党の地方会合に露出が多い衣装の女性ダンサーを招いていた問題を批判した。
産経新聞によると昨年11月、自民党の若手議員らが参加した和歌山県内の会合に過激な衣装の女性ダンサーが招かれ、ボディータッチがあっただけでなく、女性ダンサーの尻を触った人もいたという。そのうえ口移しでダンサーにチップを渡す行為もあった。
その場にいて、自民党青年局長を辞任した藤原崇氏は「止めることができなかった」と釈明したが、これに対し立憲民主党の蓮舫参院議員が「止めなよ。あり得ないでしょ」とXに投稿した。
ラサールは、この蓮舫氏の投稿を引用したうえで「『過激ダンス』であろうが『口移し』であろうが、それ以前に。『チップをあげる』という行為が、議員に禁じられている『寸志』などを渡す行為であり、アウトなのでは」とXにつづり、疑問を呈した。
総務省のホームページには「選挙の有無に関わらず、政治家が選挙区内の人に寄附を行うことは、名義のいかんを問わず特定の場合を除いて一切禁止されています」と明記されている。