自民会合“過激ダンスショー”で引責辞任 青年局幹部の議員がそろって謝罪「信頼を損ねた」(2024年3月9日『FNNプライムニュース』)

 自民党近畿地方の若手議員らの懇親会で、肌を大きく露出した女性ダンサーのショーなど不適切な内容があったことをめぐり、8日、党青年局の役職を辞任した国会議員2人が取材に応じ、「国民の信頼を損ねた」と述べて謝罪した。 2023年11月に和歌山市のホテルで開かれた「青年局近畿ブロック会議」後の懇親会では、露出度の高い衣装を着た複数の女性ダンサーが現れ、参加者が口移しでチップを渡す場面などがあったという。

この問題をめぐり、青年局長の藤原崇衆院議員と青年局長代理の中曽根康隆衆院議員は、ともに役職を辞任したうえで、8日夜に岩手・奥州市で記者団の取材に応じた。

藤原氏は、「来賓ということで会合に参加し、どういう内容かは把握をしていなかったが、本来であれば止めるなどの対応を行うべきだった。結果的に止めるということに至らなかった」と説明。

そのうえで、「最終的な責任は青年局長の私にある」と辞任の判断について述べるとともに、「不適切な対応で、国民の信頼を損ねる行為だった」として謝罪した。 中曽根氏は、「不適切で、世間とずれていたパフォーマンスだった。党本部の青年局の役員という立場で、中断や中止を促すこともできた」と省みた。

そして、「私の思い、行動が至らなかったという責任を大変、感じている。多くの国民の信頼を損ねる形になり、心からおわび申し上げる」と述べ、「ゼロから出直すつもりで頑張りたい」とした。

一方、両氏ともに議員辞職は否定した。 また、記者団からダンサーの体を触ったか問われたが、藤原氏は「私の記憶では触っていない」と述べ、中曽根氏も否定した。

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