第一線で活躍する女性たちの「本音の年金対策」 あさのあつこさん、荻原博子さん、ショコラさんの“リアルな老後資金との向き合い方”(2024年2月22日)

あさのあつこさん:年金は貯蓄し投資で老後資金作り

荻原博子さん:まだまだ健康なので年金をもらうのはもっと先

ショコラさん:計画性を持って65才からの受給を決断

 ショコラさん(67才)が人気ブログ『60代一人暮らし 大切にしたいこと』を開設したのは60才のとき。“月12万円で暮らす生活”が幅広い共感を呼んでいる。

「60才からは企業年金を月5万円、65才からは公的年金を含めて月に合計12万6000円を受け取っています。受給が始まってから2年間はパートを続けましたが、繰り下げや繰り上げなどは特にしていません。

 50代の後半から“65才まで働いて、その後は年金で暮らそう”と決めていました。受給開始直前の64才のとき、本当に年金だけで生活できるのかを確かめるために、年金事務所で見込額を確認しました。

 その結果、これなら、年金だけでも暮らしていけるとわかったんです。ずっと家計簿をつけ続けていて自分のおおよその生活費を把握していたおかげですね。

 年金のみの生活費の内訳は、住居費や水道光熱費などの固定費が6万円。食費が2万円で、残りの4万円を趣味や娯楽、医療費、美容費などの変動費にあてています。ムダなものを買わないよう、買い物は1日おき。週に最低2回はお金を1円も使わない『ノーマネーデー』にするのもマイルールです。値上げが続いているので、スーパーではPB(プライベートブランド)を選んで買うようにしています。

 でも、洗濯洗剤やトイレットペーパーなどは以前から気に入って使っているもの。また、化粧品や美容院はコスパで選んでも、シャンプーだけはきちんとしたものにしています。お気に入りをがまんしないのが、日々の満足度を下げないコツでしょうか。

 いまは、自分がやりたいときにやりたいことができる自由を持っているので、それがいちばんの贅沢だと思っています」

 

※女性セブン2024年2月29日・3月7日号

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