かつて日本中を魅了した“紀子さまスマイル”が、ここ数年、どこかぎこちなく感じられるのは体調の異変が原因だったのだろうか。
年が明けた1月6日、宮内庁は紀子さまが昨年から体調が芳しくないことを明らかにした。
「悠仁さまが生まれてから、コロナ感染などを除いて公務を休まれることはほぼありませんでしたから、かなり芳しくなかったのだと思います。胃腸の状態が良くないとのことで胃カメラなどを受診されましたが、その後短い休養を経て公務に復帰されました。深刻な病気ではなかったようですが、やはりこれまでの心労とストレスによるものが大きいのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)
ここ数年間、秋篠宮家は逆風にさらされた。小室圭さんと眞子さんが2021年10月に結婚したことで、落ち着きを取り戻すかに思えたが、次に浮上したのは悠仁さまの“コピペ論文”問題だった。22年4月、文学賞に入賞された悠仁さまの作文の一部が、それ以前に発売されたガイドブックの文章に酷似していることが問題となった。
■悠仁さまには高いレベルの大学に
続いて、佳子さまの“別居”も発覚。佳子さまは、昨年9月に改修工事を終えた秋篠宮邸に引っ越さず、隣の旧御仮寓所(ごかぐうしょ)に引き続き住んでいることが報道されたのだ。
「紀子さまの心労は、これからさらに大きくなるでしょう。4月から悠仁さまは筑波大付属高の3年生ですから、その進学先をめぐって注目されるのは必至です。教育熱心な紀子さまは独自の教育方針を貫かれて、悠仁さまには高いレベルの教育と研究ができる大学へ進学させたいお気持ちが強いと伝えられます。ただ紀子さまは、悠仁さまがそれをプレッシャーに感じているのではないかと気にされているそうです」(同前)
秋篠宮家への風当たりが強くなればなるほど、皇族としての愛子さまへの期待は膨らんでいく。愛子さまの日本赤十字社(日赤)への就職内定が発表されたのは、1月22日のことだ。日赤への就職は、かねて福祉活動や災害ボランティアにご興味を持たれている愛子さまが強く希望されたという。
「ご卒業後の進路は、大学院進学か海外留学とみられていましたから、この選択は天皇家の長子というお立場を愛子さまが優先されたのでしょう」(皇室記者) 愛子さまの就職内定は国民から驚きと同時に祝福され、愛子さま人気は過熱するばかりだ。
■絶賛された愛子さまの国際親善デビュー
2月9日、愛子さまはケニア大統領夫妻をもてなす宮中午餐会に出席、国際親善デビューされた。
「外国からの賓客をもてなす公式行事に出席されたのは初めてのことでした。実は秋篠宮ご夫妻も参加される予定でしたが、紀子さまが体調不良でご欠席。ピンチヒッターとして愛子さまが出席されました。ケニア大統領夫妻とはケニアの公用語・スワヒリ語であいさつされる場面もあったそうです。その気品と優しさ、聡明(そうめい)さは元外交官の雅子さまによく似ていらっしゃると関係者も驚いていたそうです」(皇室ジャーナリスト)
一方で、「紀子さまの体調は、まだ完全に回復されたとはいえないようです」と話すのは皇室記者。
「プレッシャーと焦りと責任感と、いろいろな思いと心労がおありなのでしょう。笑顔に力のない様子も垣間見られる時もあるようです」
23日の天皇誕生日には、元日の能登半島地震を受けて取りやめになった一般参賀が行われる。いつもの“紀子さまスマイル”が見られることを期待したい。
(緒方博子)