難聴の人へ「みみコン」 ソプラノ加藤恵利子「同じ音楽空間共有」(2024年2月20日『中日新聞』)

 

音声が聞こえにくい「難聴」の人のために補助機器や字幕を活用したコンサート「みみコン」が3月2日午後3時半から、名古屋・栄の宗次ホールである。ソプラノ歌手の加藤恵利子が企画、出演して今年で4年目となる。
 
3人、楽器、テキストの画像のようです

 

 音楽はある程度楽しめても、曲の間の出演者の話が聞き取れない人が理解しやすいように、スクリーンで同時字幕を表示したり、首にかける音声受信機を貸し出したりする。「話をしているときが『休憩時間』になってしまう人がいると知ってショックだった」と加藤。「聞こえる人も同じ空間で過ごしてもらい、分かりやすいコミュニケーションのヒントにしてもらえれば」と話す。