聴覚障害者の「デフリンピック」サッカー会場がJヴィレッジに(2024年2月19日『NHKニュース』)

来年、日本で初めて開催される聴覚障害のある人たちのスポーツの国際大会、デフリンピックのサッカー競技の会場が、楢葉町広野町にまたがるJヴィレッジに決まり、県は、大会の認知度向上や、福島県の復興状況を世界に発信する取り組みの関連事業費として新年度当初予算案に3250万円あまりを盛り込むことにしています。

4年に1度開かれるデフリンピックは、聴覚障害をもつ人たちのスポーツの国際大会で、大会開始から100周年となる大会は、来年、東京を中心に日本で初めて開催されることが決まっています。

21の競技のうち、サッカーは、楢葉町広野町にまたがるJヴィレッジで開催されることになり、県は、大会の認知度向上や、開催を機に福島の復興の現状を世界に発信する取り組みを来年度から始めます。

具体的には、県内各地でデフサッカーの体験会を開くほか、大会まで1年となることし11月に、Jヴィレッジでカウントダウンイベントを計画していて、新年度の当初予算案に3250万円あまりを盛り込んでいます。

県スポーツ課の堀江正樹副課長は「デフリンピックの認知度を向上させ、盛り上げにつなげたい。世界中から多くの人が訪れるこの大会を福島の復興の加速化に生かしたい」と話しています。