紺色のブラウスにピンクのスカート
4月1日より新社会人となられた天皇皇后両陛下の長女、愛子さま。
「日本赤十字社の嘱託職員となられましたが、皇室の行事でお休みをされる以外は基本的には毎日、出勤されているそうです。すでに残業もされているとも一部で報じられており、お仕事に対する並々ならぬ思いを感じます」(皇室事情に詳しいジャーナリスト)
そんな中、注目されているのが愛子さまのお召し物だ。4月14日にご参加された「オール学習院の集い」ではシースルーの紺色のブラウスにピンクのスカート姿といった大人っぽい春らしい装いでお出ましになられた。
「これまでも秋篠宮家の次女・佳子さまや高円宮家の長女・承子さまら若い女性皇族のファッションは話題になってきました。今後は愛子さまのファッションにも注目が集まります」(前出のジャーナリスト)
これまでもSNSなどでは愛子さまが、お出ましの際などに着用していたアクセサリーが特定され、話題になっている。中には数十万円を超えるものもあるとされるが、「同じものが欲しい」との人気ぶり。愛子さまと同じものを身につけたい、という声が続々とあがっている。
「母娘」「姉妹」での着回しコーディネート
「愛子さまが身に着けられているものに限らず、皇族方のアクセサリーはお買い求めになられたものだけではなく、受け継がれて代々使われているものもあるのです。ご由緒のあるものはもちろんですが、良いものを長く大切に使い続ける、そうした伝統が皇室にはあるんです」
そう説明するのは皇室ファッションにくわしい、放送作家・皇室ライターのつげのり子さん。 それは何も装身具に限らない。洋服も同様だという。 上皇后美智子さまは昔、お召しになっていたスーツを何度もリメイクされて着用されている話は有名だ。佳子さまも秋篠宮妃紀子さま、姉の小室眞子さんらが着用していたワンピースを「母娘」「姉妹」で着まわし、話題になっていた。
また、最近では新たな動きもあるという。
「佳子さまの装いは、いろいろと発見がありますね。これまでの皇室にはなかったコーディネイトをされることがあります。既製品の、それもブランドが特定されるようなお洋服で、公務をされることがあり、かねてから話題になってきました。 オーダーとみられるスーツの時もありますが、公務に限らず、TPOに合わせてご自身のこだわりや好きなお洋服を取り入れたい、という思いがあるのかもしれません。
それはほかの女性皇族方とは少々異なる点です」(つげさん) これまで女性皇族の公務といえば、オーダーメイドとみられるツーピースでお出ましになられる印象が強かった。膝丈より少し長めのスカートと同系色のジャケット、帽子とトータルできっちりとしたスタイルが典型的だった。しかし、佳子さまは少し違っていたという。
「佳子さまのお召し物は時代に合わせており、『皇室ファッション改革』のようなことをなさっているのではないか、と感じることがあります」とつげさんは話す。 後編記事『ユニクロや5000円のブルゾンでお出ましも…愛子さま・佳子さまの「皇室ファッション改革」』では、お二人のファッションについてさらに深堀りしていく。
週刊現代(講談社)