“全国高校生手話パフォーマンス甲子園” 9月22日に開催(2024年2月14日『NHKニュース』)

鳥取県で毎年秋に開かれている、高校生による手話パフォーマンスの全国大会について、ことしはより多くの参加者を募るため、演劇とダンスの2つの部門に分けて、9月22日に開催することになりました。

「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」は、高校生が手話を取り入れた演劇やダンスなどを披露し、その出来栄えや表現力を競う大会で、毎年秋に鳥取県内で開催されています。


13日に大会を主催する実行委員会の会議が県庁で開かれ、はじめに県の担当者が、ことしの大会は9月22日に米子市で開催することを説明しました。


また、近年の大会では、参加校に占めるろう学校の割合が高くなっていて、より多くの参加者を募るため、新たにダンスや歌唱の部門をつくり、演劇やコントなどの部門と、ダンスや歌唱を中心とするパフォーマンスの部門の2つの部門に分けて実施することになりました。


そして、それぞれの部門で8チームずつが決勝大会で競い合うほか、ことしは能登半島地震で被害を受けた石川県の高校を対象に、招待枠を設けることになりました。
実行委員会では、ことし4月22日から6月28日まで、参加の申し込みを受け付けることにしています。


手話パフォーマンス甲子園実行委員会の前田信彦事務局長は「より多くの人に手話を理解してもらうため、大会に参加しやすい環境をつくり、より魅力ある大会にしていきたい」と話していました。

 

全国高校生手話パフォーマンス甲子園

 

鳥取県は、ろう者とろう者以外が互いを理解し共生することができる社会を築くため、平成25年10月に全国初の「手話言語条例」を制定しました。この「鳥取県手話言語条例」の理念

に基づき、手話言語の普及や手話言語を通じた交流の推進、地域の活性化等を図る取り組みを行っています。

鳥取県手話言語条例」の理念を実現すべく、全国の高校生が手話言語を使った様々なパフォーマンスを繰り広げる場をつくり発信することにより、多くの人に手話言語の魅力や手話言語が優れた意思及び情報伝達手段であることを実感してもらうとともに、手話言語とパフォーマンスを通じた交流の推進及び地域の活性化に寄与することを目的に、全国の高校生が手話言語を使った様々なパフォーマンスを繰り広げ、その表現力を競う「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」を“手話の聖地”鳥取県で開催します。

今年は「第11回全国高校生手話パフォーマンス甲子園」として開催します。

第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園 本大会結果について

手話パフォーマンス甲子園☆動画チャンネル(YouTube)(外部リンク)

公式SNSアカウントのご紹介 (pdf:4702KB)

  ※本大会は日本財団助成事業です。

第11回全国高校生手話パフォーマンス甲子園開催日決定

開催日:令和6年9月22日(日)

開催地:米子コンベンションセンター (鳥取県米子市末広町294)

 

[今大会からの主な変更点]
1 「ダンス・歌唱部門」、「演劇・コント・ポエム部門」の創設
2 能登半島地震で被災した高校を応援するための「招待枠」の新設

 

今後のスケジュール(予定):

  • 参加申込期間:4月22日(月)~6月28日(金)
  • 予選審査動画の提出期限:7月16日(火)
  • 予選審査:7月25日(木)~26日(金)(7月26日(金)に結果発表。)
  • 交流会、リハーサル:9月21日(土)
  • 本大会:9月22日(日)

※開催要項や申込方法等の詳細については、後日お知らせします。

「手話パフォーマンス甲子園☆動画チャンネル」(YouTube)(外部リンク)

 

【第10回大会情報】

なお、昨年開催の第10回大会の結果については、以下のリンク先から御確認いただけます。 

鳥取県手話言語条例制定10周年記念 第10回全国高校生手話パフォーマンス甲子園 本大会結果について