飛鳥時代に
浅草寺の本尊が
隅田川から引き上げられた際に「天空から金龍が舞い降りた」とされる伝説に由来する。18日は8人で操る金龍と、先導役の1人が雷門を出発すると、ぴたりと小雨がやんだ。
仲見世を練り歩き、境内で舞を披露。生きているかのような力強く滑らかな舞に、見物客らが歓声を上げた。
執行委の
吉田健委員長(75)は「辰(たつ)年に舞を見ると、より一層の幸せが訪れる」とあいさつ。舞手の
山中聡さん(34)は「参加10年目で、いつもとは違う緊張感の中、身が引き締まる思いだった。喜んでもらえる舞ができて満足」と笑顔で話した。(
鈴木里奈)