別人になったかのように「豹変」
総裁選で「やらない理由がわからない」と主張していた「選択的夫婦別姓」は、党内右派を気にして議論の必要性を指摘するだけにとどめ、金融政策の正常化を掲げていたにもかかわらず、日銀の追加利上げを牽制。まるで別人になったかのような「豹変」ぶりである。
そうまでしても、党を挙げて石破政権を支えようという雰囲気は生まれない。それどころか、「反石破」のきな臭い動きまで出始めた。
はたして、非主流派に転落した麻生と茂木の思惑とは――。
(文中敬称略)
つづく後編記事『ついに石破がキレた!…「安倍派壊滅」総選挙で「目障りなヤツらは一掃する」』では、長老たちに翻弄される石破政権の内奥にさらに迫ります。
「週刊現代」2024年10月19日号より