保険証の代わりに資格確認書を誤送付 同サイズ、見た目そっくり 川崎市が561人に返送呼びかけ(2024年10月8日『東京新聞』)

 
現行の健康保険証とマイナンバーカード
 川崎市は7日、国民健康保険国保)の保険証を送るはずだった市内497世帯561人に対し、現行の健康保険証がマイナ保険証に原則一本化されることに伴い発行される「資格確認書」を誤って送付した、と発表した。資格確認書は12月2日の一本化まで使えないため、市は返送を呼びかけている。

◆違いは…?

誤送付された資格確認書

誤送付された資格確認書

送るはずだった保険証(いずれも市提供)

送るはずだった保険証(いずれも市提供)

 市医療保険課によると、国保新規加入者に市の委託で保険証の台紙を送っている業者が今月1日から2日にかけ、11月下旬に送るはずの資格確認書の台紙6千枚を誤って納品。受け取った業者も気づかず、名前や生年月日を印刷して発送したという。市民の指摘で判明。誤配布した世帯には正しい保険証を送る。
 同課によると、保険証と資格確認書はサイズ、形式、色もすべて同じ。見た目はそっくりだが、27日投開票予定の衆院選で投票する際は、資格確認書では本人確認できないという。(布施谷航)
    ◇
 東京新聞ではマイナ保険証に関する情報やご意見を募集しています。メールはtdigital@chunichi.co.jp、郵便は〒100-8505(住所不要)東京新聞デジタル編集部「マイナ保険証取材班」へ。