水原希子、井浦新との初共演叶う 現場での紳士的な姿にうっとり「天使です!」(2024年10月4日『MusicVoice』)

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 水原希子井浦新との初共演叶う 現場での紳士的な姿にうっとり「天使です!」
 
 井浦新水原希子三浦透子斉藤由貴永瀬正敏、甲斐さやか監督が3日、都内で行われた映画『徒花‐ADABANA‐』(10月18日公開)完成披露上映会舞台挨拶に登壇した。臨床心理士まほろ役を務めた水原希子は、井浦新の現場での紳士な対応に「天使です」と称えた。
【動画】井浦新にうっとりの水原希子
 本作は、ウイルスの蔓延で人口が激減し、延命措置として上層階級の人間だけに全く同じ見た目の“もう一人の自分「それ」“の保有が許された世界で、死が近づいている新次(井浦新)と、臨床心理士まほろ水原希子)、そして治療のために人間へ提供される「それ」の物語。
 井浦とは初共演となる水原。「新次とまほろの絶妙なもどかしい関係値」と言い、難しさもあったようだが、井浦の印象を「天使です!」とニッコリ。「自分が役と葛藤して不安そうにしていると、『大丈夫、大丈夫だよ』と言ってくださって」と井浦に感謝。「私は皆さんに支えられて演じることができました」としみじみと振り返っていた。
 一方で、井浦は水原を「希子さんは本当にまじめです。初めての顔合わせのときも臨床心理士の話が止まらなかったです(笑)。自分の出番がないときでも常に現場から離れず、寄り添って、最大限に楽しみながら、苦悩しながら臨んでいる姿がとても素晴らしかった。本当にまじめに役にしっかり向き合う方だと感動しました」と絶賛した。

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 解説
長編デビュー作「赤い雪 Red Snow」で国内外から高く評価された甲斐さやか監督が、20年以上の歳月をかけて構想・脚本執筆し、井浦新水原希子の共演で撮りあげた日仏合作映画。
 
ある最新技術を用いた延命治療が国家により推進されるようになった近未来。裕福な家庭で育った新次は妻との間に娘も生まれ理想的な家庭を築いていたが、重い病に冒され病院で療養している。手術を控えて不安にさいなまれる新次は、臨床心理士まほろの提案で自身の過去についての記憶をたどりはじめ、海辺で知りあった謎の女性や、幼い頃に母からかけられた言葉を思い出していく。記憶がよみがえったことでさらに不安を募らせた新次は、“それ”という存在に会わせてほしいとまほろに懇願。“それ”とは、上流階級の人間が病に冒された際に身代わりとして提供される、全く同じ見た目の“もう1人の自分”であった。
主人公・新次を井浦、臨床心理士まほろを水原が演じ、三浦透子斉藤由貴永瀬正敏が共演。編集に「落下の解剖学」で第96回アカデミー編集賞にノミネートされたロラン・セネシャルが参加しており、「ドライブ・マイ・カー」も手がけた山崎梓とともに共同で編集を担当している( 映画.com)。
2024年製作/94分/G/日本
配給:ナカチカピクチャーズ
劇場公開日:2024年10月18日