大谷翔平が4戦ぶり54号で「54-57」!逆転3冠王へ2戦連続3安打の固め打ち 打率・308まで上昇(2024年9月28日『スポーツニッポン』)

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ロッキーズドジャース>6回、大谷は3ランを放つ(撮影・沢田 明徳)
 
 ドジャース大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、敵地でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。6回の第4打席で4試合ぶりの本塁打となる54号を放った。
 6回無死二、三塁で迎えた第4打席、フルカウントからの6球目、相手2番手・モリーナの高めに浮いたチェンジアップをフルスイングした。打球はあっという間に右翼中段席までひとっ飛び。436フィート(約132・9メートル)の特大アーチで敵地を沸かせた。打球速度は103・4マイル(166・4キロ)、打球角度は34度を計測した。
 本塁打は22日(同23日)のロッキーズ戦で放って以来、4試合ぶり。これで57盗塁と合わせ「54-57」とし、前人未踏「55-55」にあと1本塁打とした。
 初回の第1打席は相手先発・クワントリルの初球、外角高めの94・7マイル(約152・4キロ)のシンカーに手を出し、遊ゴロだった。
 2回1死一、二塁で迎えた第2打席はクワントリルの外角スプリットを捉え右前適時打を放ち、10戦連続安打をマークした。
 これで一、三塁とチャンスを広げると、次打者・ベッツの打席ですかさず二盗に成功。送球が逸れる間に三塁走者・テーラーが生還し、大谷自身も三塁まで進んだ。今季57盗塁目で2001年イチローマリナーズ)の56盗塁を抜いて、日本選手最多記録となった。
 4回1死一塁の第3打席は継投したばかりの相手2番手・モリーナのカーブを狙って右前打を放ち、3試合連続マルチ安打をマークした。
 前日26日(同27日)のパドレス戦は7回に決勝の適時打を放つなど、3安打1打点の活躍で、チームを3年連続となるナ・リーグ西地区優勝に導き、自身にとってはメジャー7年目で悲願の初優勝となった。
 本塁打、打点はともにリーグトップで、試合開始前時点の打率・305もリーグ3位。トップのアラエスパドレス)に7厘差まで迫っている。
 2012年ミゲル・カブレラ(タイガース)以来の3冠王獲得の可能性を残しており、ロバーツ監督は「3冠王を狙える位置にいる。大谷が出たいと言うなら3試合とも出場するだろう」と大谷の意向次第でレギュラーシーズン最終カードとなる今3連戦すべて出場させる方針を示している。

大谷翔平イチロー超え 日本選手最多記録の57盗塁 54号3ラン含む4安打(2024年9月28日『共同通信』)
 
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米大リーグ、ロッキーズ戦の2回、二盗を決めるドジャース大谷翔平。今季57盗塁とし、イチローを抜いて日本選手のシーズン最多記録を更新した=27日、デンバー(共同)
米大リーグ、ロッキーズ戦の2回、二盗を決めるドジャース大谷翔平。今季57盗塁とし、イチローを抜いて日本選手のシーズン最多記録を更新した=27日、デンバー(共同)
米大リーグは27日、各地で行われ、ドジャースの大谷はデンバーでのロッキーズ戦に「1番・指名打者」で出場し、二回に二盗を決めて今季57盗塁とし、2001年にイチローマリナーズ)がマークした56の日本選手シーズン最多記録を更新した。六回には54号3ランを放つなど5打数4安打4打点で、打率を3割9厘に上げた。チームは11―4で勝って3連勝。
パドレスダルビッシュダイヤモンドバックス戦に7勝目を懸けて先発し、五回まで2失点。
レッドソックスの吉田はレイズ戦に「5番・指名打者」で出場し、3打数無安打。チームは1―2で競り負けた。カブスの鈴木は1―0で勝ったレッズ戦を欠場した。
前田のタイガースがホワイトソックスに4―1で勝ち、10年ぶりのプレーオフ(PO)進出を決めた。ホワイトソックスはメジャーのワースト記録を塗り替える121敗目。ロイヤルズもPOに進んだ。