6回、45号ソロを放つドジャース・大谷(撮影・沢田 明徳)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は6日(日本時間7日)、本拠でのガーディアンズ戦に「1番・DH」で先発出場。2打席凡退して迎えた第3打席で8月31日のダイヤモンドバックス戦以来5試合ぶりの一発となる今季45号ソロを放った。これで打点は自己最多をマークした2021年の100打点に並んだ。
第1打席は左腕ボイドとの対戦。カウント1―2から甘く入ったシンカーを99.5マイル(約160.1キロ)の打球速度で高々と中堅へ打ち上げたが、惜しくもフェンス手前で中堅トーマスが捕球し、場内はため息に包まれた。その後ベッツが二塁打で出塁したが、2死後にT・ヘルナンデスが左足首付近に死球を受け、途中交代するアクシデントも発生した。場内のファンはガーディアンズにブーイングを浴びせるなど、騒然となった。
大谷のバットがさく裂したのが2点を追う6回だった。先頭打者として打席に入ると、1ボールから左腕ボイドの甘く入ったシンカーを逃さなかった。完璧に捉えた打球は速度111.2マイル(約178.9キロ)、38度の高角度で中堅方向に飛び出すと、413フィート(約125.8メートル)地点で弾んだ。ダイヤモンドを笑顔で一周すると、ベンチではナインから祝福を受けた。
これで自己最多46本塁打を放った2021年にあと1本に迫った。キャリアハイの47号を放てば、メジャー通算218本塁打となり、アジア出身選手最多の韓国・秋信守(元レンジャーズ)に並ぶ。また、49号を放てば球団タイ記録と今後は記録的アーチの量産が期待される。
2日のダイヤモンドバックス戦で自己最多タイとなる1試合3盗塁を決めて盗塁数は46まで伸ばした。これで大リーグ史上初の「45―45」を達成。前人未踏の50―50へこの試合も含めて残り22試合での達成が期待される。
大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手が6日、ガーディアンズ戦で5試合ぶりとなるソロホームランを打って今シーズンのホームラン数を「45」に伸ばしました。これで大谷選手は大リーグで初めてホームラン、盗塁の数でともに「45」以上を記録した選手になりました。
大谷選手は今月2日の試合で1試合3盗塁をマークし今シーズンの盗塁の数を「46」としていて、大リーグで初めてホームラン、盗塁の数でともに「45」以上を記録した選手になりました。
また、45号ホームランで1打点をあげ、今シーズンの通算打点を「100」まで伸ばして2021年にマークした自己最多に並びました。