10日、米フィラデルフィアで開催された大統領選討論会の冒頭、握手するトランプ前大統領(左)とハリス副大統領(AP=共同)
【ワシントン共同】米大統領選の共和党候補トランプ前大統領は12日、民主党候補ハリス副大統領との第2回討論会の開催を否定した。10日の初回討論会は自身が勝利したと改めて主張し「ハリス氏はこの4年間ですべきだったことに集中するべきだ。もう討論会はない!」と自身のソーシャルメディアに投稿した。
トランプ氏はFOXニュースなどが主催する討論会をハリス氏が「すっぽかした」と強調。NBCテレビなどが主催する案もハリス氏が拒否したと訴えた。
トランプ氏は11日に「ボクシングでは負けた側が再戦を求める。われわれは勝った。再戦を求めるかどうかは分からないが考えてみる」と話していた。
体操女王、トランプ氏に皮肉 「黒人の仕事を愛している」(2024年8月3日『共同通信』)
体操女子個人総合で金メダルを獲得し、笑顔を見せる米国のシモーン・バイルス選手=1日、パリ(共同)
【ワシントン共同】パリ五輪の体操個人総合で2大会ぶりに女王の座に返り咲いた米国の黒人シモーン・バイルス選手が2日、「黒人の仕事を愛している」とX(旧ツイッター)に投稿した。米メディアは黒人の職業を限定するかのような発言を続け、差別的と批判されている大統領選の共和党候補、トランプ前大統領を皮肉ったと伝えた。
トランプ氏は、大量の不法移民が「黒人の仕事」を奪ったとの持論を繰り返している。有力な黒人団体、全米黒人地位向上協会(NAACP)は「『黒人の仕事』などというものはない」と反発している。