そのうちの1人、衛藤晟一元沖縄北方担当相(参院比例)が高市陣営の出陣式後に報道陣の取材に応じ、「法的には処分は終わっている。党内処分も決まった。(それにもかかわらず)何かを言うのはおかしい」などと反論した。野党などからは、裏金議員が総裁選候補者の推薦人になることに批判の声も上がっている。
◆「令和のサッチャーとしての役割を果たせる」
衛藤氏は、英国で女性初の首相となり「鉄の女」の異名を取ったマーガレット・サッチャー氏の名前を挙げ、高市氏を「令和のサッチャーとしての役割を果たせる」と絶賛。高市氏のどこを評価しているのかを問われると、改憲に意欲的な政治姿勢などに触れ、「ぶれないところだ」などと答えた。
総裁選に立候補した小泉進次郎元環境相=衆院神奈川11区、5期=が、首相になれば選択的夫婦別姓制度を導入するとアピールしていることにも言及。「(別姓になった両親の)子どもはどこに行くのかとか、肝心なことを決めなくて無責任なことを言ってもだめだ」と指摘した。