歌舞伎と初音ミクが競演 リングでは連日水上ショー 万博期間中のイベント全容を公表（２０２４年９月４日『産経新聞』）

ミャクミャクとのフォトセッションに臨む左から日本国際博覧会協会イベント局長の武田家明さん、共同座長の大﨑洋さん、池坊専好さん、日本国際博覧会協会副事務総長高科淳さん＝3日午後、大阪市住之江区（泰道光司撮影）

2025年大阪・関西万博の期間中に、参加国や応募団体などが企画するイベントの全容が3日、公表された。会場内の主要施設で開かれるイベントの大半にあたる約620件の日程が決定。日本国際博覧会協会は今後も万博の公式ホームページなどでイベント情報を発信し、10月13日に始まる入場日時の予約受付を前に機運醸成を図る。

【表でみる】来年の万博期間中に予定されている主なイベント

協会は3日、大阪市内で有識者による「大阪・関西万博催事検討会議」を開き、イベント日程などを確認した。期間中の来年4月13日～10月13日には会場内で毎日イベントが開かれ、来場者は無料で体験できる。

開幕直後の4月26、27日には欧米で人気の日本文化を紹介する祭典「ジャパンエキスポ」の〝万博版〟が開催。5月24、25日には最先端テクノロジーを駆使し、歌舞伎俳優とボーカロイド「初音ミク」が共演する。

6月14、15日には「青森ねぶた祭」など東北を代表する伝統行事を再現。参加国が伝統の音楽や舞踊を披露する「ナショナルデー」は約140カ国・地域の日程が決まったほか、世界的なアーティストによる音楽ライブなども調整中だ。