『学歴に関する不適切発言』上越市長に対する不信任決議案を9月2日に採決「辞職しない場合はリコール運動も辞さない」(2024年8月30日『新潟放送』)

上越市の中川幹太 市長が学歴差別ととられる発言をした問題で、市長に対する不信任決議案が来月2日に採決されることになりました。
 
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30日に開かれた上越市議会の議会運営委員会。
 
【滝沢一成 上越市議】「しっかり議論して議会の明確な意思を示す、そのためにも9月議会冒頭において不信任決議案を提出させていただいた次第です」 一部の上越市議が中川幹太 市長に対する不信任決議案を提出し、その理由について説明しました。 中川市長は6月の市議会で学歴差別ととられる発言をし、市議会から辞職勧告を受けましたが先週、辞職しない考えを表明。
一部の市議や市民有志は中川市長の辞職を求めて集会を開くなど批判を強めていて、 29日は「辞職しない場合はリコール運動も辞さない」とする決議文を市役所に提出しました。 市長に対する不信任決議案を提出するのは上越市議会では初めてで、来月2日の本会議で採決されることになりました。


発議案第9号
中川幹太市長に対する辞職勧告決議について
中川幹太市長に対する辞職勧告に関し、別紙のとおり決議するものとする。
令和6年7月19日
提出者 上越市議会議員 橋 本 洋 一
賛成者 同 伊 﨑 博 幸
  同 同 宮 﨑 朋 子
  同 同 宮 越 馨
  同 同 丸 山 章
  同 同 小 林 和 孝
  同 同 滝 沢 一 成
  同 同 上 野 公 悦
中川幹太市長に対する辞職勧告決議
中川幹太市長は、就任以来、度々、不適切発言や不当な発言を繰り返し、その都度、謝罪、釈明及び撤回を行ってきた。市民の期待と信頼を裏切る言動は目に余るものがある。
具体的には、令和4年4月の若手経営者グループとの意見交換会における高田・直江津中心市街地・商店街に関する発言、令和5年7月の県内経済団体との会合における市内の私立高校に関する発言、令和6年6月の上越市議会6月定例会一般質問における市内事業所及び市民に対する発言などが挙げられる。
不適切な発言や不当な発言で市民に心痛や不快感を与えながら、その都度、反省を口にしているが、反省を次に活かす、訓とするという姿勢が見えないまま、今日に至っていることは、中川幹太市長が本質的に偏見や差別意識を持っているのではないかとさえ感じることを禁じ得ない。
県内第三の都市である上越市のトップとして、また、市民の模範となるべき立場にある市長として、市政の混乱と市民の信頼を失墜させたことに対する政治的、道義的な責任は免れ得ないものであり、市民のために一日も早く市政を通常の姿に戻さなければならない。
よって、上越市議会は中川幹太市長に対して速やかに職を辞することを勧告する
ものである。
以上、決議する。
令和6年7月19日
上 越 市 議 会 _