岸田総理大臣が来月の自民党総裁選挙に立候補しない意向を表明し、立候補に向け党内の議員が動き始めています。
党幹部や閣僚を歴任した60代のベテラン議員が意欲を見せているほか、閣僚経験のある40代の議員も総裁候補として名前があがっています。
岸田総理大臣が現職の閣僚も気兼ねなく論戦に参加してほしいと呼びかけたこともあり、15日の記者会見などで発言が相次ぎました。
河野デジタル大臣(61)が記者会見で立候補に重ねて意欲を示したのに加え、高市経済安全保障担当大臣(63)も立候補に意欲をにじませました。
また、新たに齋藤経済産業大臣(65)が立候補を模索する考えを示しました。
一方、自民党内から立候補に期待する声が出ている小泉進次郎氏(43)と、小林鷹之氏(49)は、終戦の日の15日、それぞれ靖国神社に参拝しました。
このほか、石破元幹事長(67)が14日、20人の推薦人が確保できれば立候補する意向を表明しています。
また、立候補に意欲をにじませている茂木幹事長(68)は、14日夜、麻生副総裁と会談し、今後の対応をめぐって意見を交わしました。
前回の総裁選挙に立候補した野田聖子氏(63)の名前もあがっています。