兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などをめぐり、死亡した県の元幹部職員が「死をもって抗議する」というメッセージとともに、百条委員会に向けた陳述書と音声データを残していたことがわかりました。
【なぜ】“四面楚歌”パワハラ疑惑の兵庫県知事 最側近『5回進言』も“辞職拒否” 告発の元幹部死亡…身内から“異例”の辞職要求に何度も口にする「信頼の再構築を」頑なに辞職を否定する裏側
兵庫県の元西播磨県民局長の男性は今年3月、斎藤知事のパワハラ疑惑などを告発し、知事の疑惑を調査する百条委員会での証人喚問を前に死亡しました。 関係者によりますと、元県民局長は「死を持って抗議する」という趣旨のメッセージとともに、百条委員会で発言する内容をまとめた陳述書と知事の疑惑に関する音声データを残していたことがわかりました。
先週金曜日(12日)に遺族から百条委員会に提出されたということで、百条委員会は16日理事会を開き、提出された陳述書や音声データの取り扱いについて協議することにしています。