発表していない米兵の性的暴行事件、さらに3件 昨年以降で計5件に(2024年7月2日『毎日新聞』)

米海兵隊のオスプレイが駐機する普天間飛行場=沖縄県宜野湾市で3月9日、喜屋武真之介撮影
海兵隊オスプレイが駐機する普天間飛行場沖縄県宜野湾市で3月9日、喜屋武真之介撮影

 在沖縄米兵による2件の性的暴行事件が相次ぎ発覚した問題で、昨年以降、沖縄県警が摘発した米軍人らによる事件のうち、報道発表していない性的暴行事件が他にも3件あることが2日、分かった。安里準県警刑事部長による1日の県議会米軍基地関係特別委員会での答弁によると、報道発表のなかった性的暴行事件は昨年以降、計5件となる。

 捜査関係者によると、新たに判明した3件は、軍属と海兵隊員による二つの不同意性交事件と、海兵隊員による一つの強制性交事件(昨年7月に罪名変更)で、3事件はいずれも起訴されていない。県警は、以前の県議会特別委で報告したとしている。