両陛下は午後5時半頃(同29日午前1時半頃)、マートン校に到着。陛下が同大に足を運ぶのは2001年以来で、案内役の同校学長から、「覚えていますか」と尋ねられると、それぞれの建物を手でさしながら記憶をたどられた。その後、再訪を記念するサクラを校内の庭に植樹し、皇后さまとともにスコップで土をかけられた。
![オックスフォード大ベリオール校の訪問で支持者たちに手を振る両陛下(ロイター)](https://www.yomiuri.co.jp/media/2024/06/20240629-OYT1I50026-1.jpg?type=large)
これに先立ち、両陛下は、皇后さまが研修生として留学した同大ベリオール校で昼食会に臨まれた。宮内庁によると、陛下は、皇后さまの恩師ら約40人を前に、「オックスフォード大が私と雅子に与えてくれている、比類ない豊かな機会とすばらしい思い出を大事にしていきたい」とあいさつされたという。皇后さまに対する同大の名誉法学博士号の授与式も行われ、両陛下は黒い帽子と赤いガウン姿で出席された。
両陛下は28日夜(同29日早朝)、英南部の空軍基地から政府専用機で帰国の途に就かれた。29日夜、東京・羽田に到着される。