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そのときの「にやり顔」には、どこか余裕が――。
「いまのところ、票読みはかなり難しい。連合東京は組織ごとに票が割れて“オール小池体制”にはならないだろうと思いますが……」
労組の連合東京も“反・共産党”の立場から、小池氏を支援する方針になった。
世論調査などを手がけるJX通信社の米重克洋代表は「小池氏には強い支持層がある」と指摘し、こう話す。
「今年、首長選で現職候補の敗戦が続いていますが、それは財政的に厳しい自治体でのことが多いです。それに対して、東京都は財源が豊かで、小池氏は子育てをバックアップする政策に財源を多く割いてきました。
その影響からか『教育・子育て』の政策を重視している有権者のなかでは、支持層が不支持層より、かなり多くなっています。
今回の都知事選、最大の争点は『小池都政を継続か、転換か』になりつつあります。すると『継続』の有権者の投票先は小池氏一択。『転換』の有権者は、残りの候補者に分散することになるので、基本的に小池氏に有利な構図です」
一方、小池氏にとって懸念だった“脱・自民色”はうまく進まず、自民党東京都連は小池氏への支援を表明。それなのに、都連内部では……。
実際、私らは地元支援者に裏金問題の説明ができず、頭を下げなければならないんですから」(自民党区議)
別の都議も「都議選であれだけ都民ファーストの会と戦ったのに、都連会長たちのメンツのためだけに、敵対勢力の小池さんを応援なんてするわけない」と、怒り心頭だ。
「この4年間の小池都政において、自民党の窓口になっていたのが二階俊博元幹事長と萩生田都連会長の2人でした。まさしく、小池氏は“裏金問題の本丸議員”にすり寄ることで、東京五輪開催などを進めてきたわけです」
互いに政党色を消そうとしたものの、やはり政党別の支持が基本になるだろう。
七夕の夜、願いをかなえるのは――。
写真・長谷川 新
週刊FLASH 2024年7月2日号