毒まんじゅう? 岸田首相が規正法改正案審議中、公維にシュークリーム差し入れの魂胆(2024年6月8日『日刊ゲンダイ』)

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スカスカの改正案にも「中身」を入れるべき(C)日刊ゲンダイ
 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件を受け、国会で審議中の政治資金規正法改正案。
 
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ドンペリ世耕弘成氏の怪しい裏金領収書
 同党が提出した改正案は6日の衆院本会議で自民、公明、日本維新の会の賛成で可決され、参院に送付された。改正案は7日から参院政治改革特別委員会で趣旨説明が行われ、審議入りする予定だが、立憲民主党日本共産党、れいわ新選組などは「抜け穴だらけの改悪法」「裏金維持法」などとして反対の声を上げているほか、法案の重要部分が先送りされていることから、参院審議でも紆余曲折しそうだ。
 そんな中、時事通信は、衆院特別委で改正案が可決された5日、岸田文雄首相(66)が代理人を通じて自民、公明両党の国会対策委員会(国対)の控室に「銀座コージーコーナー」のシュークリームを届けたと報道。さらに日本テレビは翌6日に、維新が立憲民主の国対に「ビアードパパ」のシュークリームを贈っていたと報じ、SNSで話題となっている。
■スカスカの改正法案も有名店のシュークリームのように「中身」を入れるべき
 いずれも、二転三転した改正法案を巡る審議のドタバタについて、他党を「ねぎらうため」「関係改善のため」に有名菓子店のシュークリームを届けたのではないか…とされているのだが、世論の受け止めは微妙だ。
《なれ合い政治で大事な政策を決めるな。シュークリームとみせかけて生地の中身はカネかも》
菅首相はパンケーキで相手を懐柔していたと記憶しているが、岸田首相はシュークリームか……》
毒まんじゅうならぬ……。別に贈るのは構わないと思うけれど「政治にはカネがかかる」わけだ》
 スカスカの自民改正法案も有名店のシュークリームのように「中身」をしっかり入れるべきではないか。