自動車などの型式指定をめぐっては、おととし以降、ダイハツ工業などによる不正が相次いで明らかになり、国土交通省が各社に調査を指示した結果、3日、トヨタ自動車、マツダ、ヤマハ発動機、ホンダ、スズキの5社で車の性能試験での不正が明らかになりました。
トヨタでは過去に生産していた車種も含めあわせて7車種で不正行為が見つかり、このうち生産中の3車種については出荷と販売を停止しています。
また、この3車種については6日から生産も停止する方針です。
国土交通省は今回の立ち入り検査で、不正が行われた試験のデータや、関連する社内ルールを確認するほか、担当者や幹部への聞き取りを行い、詳しい事実関係を調べることにしています。
トヨタ自動車やマツダなど5社が不正なデータを使って国の認証を取得していた問題で、先ほど午前9時半ごろから国土交通省がトヨタ本社に立ち入り検査に入りました。不正をきっかけとしたトヨタへの立ち入り検査は初めてとなります。
記者
きょうの立ち入り検査では試験データの確認のほかに、担当者への聞き取りを行う予定だということです。