港区長選で初当選 自公推薦の現職を破った清家愛さんはどんな人?「魚のように…」(2024年6月2日『東京新聞』)

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初当選を確実にして支援者と握手する清家愛氏(左)
2日に投開票された東京・港区長選で、無所属新人の元区議の清家愛さん(49)が、6期目を目指す現職の武井雅昭さん(71)=自民、公明推薦=らを破り、初当選を確実にした。新しく区長となる清家さんはどんな人なのか。
港区に生まれ、青山学院大国際政治経済学部を卒業後、産経新聞で記者として主に事件・行政取材を担当した。出産を機に退職するが、子どもを保育園・幼稚園に入れられなかった経験から「港区ママの会」を主宰し、ブログで子育てに関する区の実情を発信した。
「キャリアを持つ人が子育てのために仕事を辞めなくてはいけない現状はおかしい」と、区議選に打って出てからは3期連続トップ当選。現場を重視し、13年間で約3000件の陳情に対応し、会の活動は「マニフェスト大賞」最優秀賞を受賞した。
趣味はダイビング。「魚のようになっている時間が一番楽しい」と語る。区議初当選時に3歳で、今は16歳になった娘に交流サイト(SNS)の操作を教わりながら、情報発信に励む。「前例、縦割り主義の古い政治を一新し、未来の港区を作っていきたい」
(5月29日公開の記事を再掲)