「金銭トラブル時の不信感」がまだ残っているということか 宮内庁が今なお小室佳代さんの動向にひときわ注目する理由とは(2024年5月10日『デイリー新潮』)

子育てを前提にした引っ越し
キャプチャ
小室さん夫妻
 小室圭さんと眞子さん夫妻が渡米以来生活してきたニューヨーク中心地を離れ、隣接するコネチカット州に引っ越した。周辺の環境も含め、子育てを前提にしたものと想定されている。が、一方で、注目されてきた圭さんの母・佳代さんが海を渡る可能性は低くなったと見られている。宮内庁はかねて佳代さんの動きに注目しているとされているが、改めてその理由について、関係者の声を聞いてみよう。
 小室圭さんと眞子さん夫妻は渡米以来生活してきたニューヨーク中心地を離れ、隣接するコネチカット州に引っ越した。夫妻が住むエリアはかつて雑誌の投票で「最も住みやすい都市」に選ばれたことがある。
「部屋そのものは1LDKですが、ジムやプールなど関連設備が充実しているようです。夫妻は子供を授かることを望んできたので、子育てを前提にした引っ越しと見られています」
 と、担当記者。
佳代さんの渡米の可能性は
宮内庁にとって今回の引っ越し先やグレードは、想定の範囲内だったようです。これまでの住まいが手狭でどこかのタイミングで転居するだろうと見ていた中で、子育てを踏まえた引っ越しをしたということなのでしょう」(同)
 加えて今回の引っ越しは、宮内庁関係者をホッとさせる内容でもあったとされる。
「圭さんの母・佳代さんが現地に渡って夫妻と同居するシナリオがこれまで取り沙汰され、宮内庁も注視してきたようです。今回の間取りを見ると、佳代さんが同居するシナリオはなさそうだと判断されたということのようです」(同)
 佳代さんが渡米して夫妻を支えるにあたっては、同居せずとも同じ敷地内の別の部屋を借りるとか、近隣の部屋を借りるとか、プランがないわけではなさそうに見えるが……。
「そのあたりも含めて“佳代さんの渡米の可能性は低そうだ”と宮内庁は捉えているようですね」(同)
秋篠宮家のご意向
 こうした情報分析や、それに伴った対応は宮内庁の側からすれば業務の一環と考えるのは当然だろう。たとえ皇室を離れたとはいえ、眞子さんが天皇陛下の姪であり、皇位継承順位1位の秋篠宮さまの長女であることに変わりはない。
 もっとも、これに厳しい目を向ける国民が一定数存在するのも事実だろう。できる限り関与しないことを望む声が特にネット上では目立つ。
 それでもなお、宮内庁が佳代さんの動向に注目するのはどうしてなのか。
秋篠宮家のご意向が強いようです。夫妻の婚約内定会見が開かれたのは2017年9月で、その年の暮れに圭さんの母・佳代さんと元婚約者との間の金銭トラブルが報じられました。この間、秋篠宮家と小室家との関係は良好だったところからかなり悪いところにまで変わっていったとのことです」(同)
 秋篠宮家としては、事前に金銭トラブルについては知らされたうえで、「解決済み」との報告を受けていたとされる。
「それだけにトラブルが露見した後、秋篠宮家のショックは大きかったようです。それとは別に、婚約成立前後から、佳代さんとの関係について紀子さまが悩ましく思われていたとの話も聞いたことがあります」(同)
できるだけ関わり合いを
 秋篠宮さまが親しいジャーナリストに思いを明かした『秋篠宮』(江森敬冶著・小学館)でも、小室家への厳しいスタンスが見て取れる。著者が秋篠宮さまから聞いた内容として、次のような文章が綴られているのだ。2018年春、小室家の金銭トラブルが報じられ、さらなる「説明」が求められていた時期に聞いたお気持ちである。
「こうなったら小室家側がきちんと説明しなくてはいけない。週刊誌で書かれている金銭トラブルは全て、小室家の話だ。秋篠宮家は、まったく関係ない。だから、きちんと国民に対して説明するように本人に話してある……」(同書より)
 
 これ以外にも、当時、秋篠宮さまが小室家に対して感じた率直な気持ちが同書には綴られている。こうした“肉声”をもとに先の記者はこう話す。
「全体的に、“できるだけ関わり合いを持ちたくない”というお考えなのだと取られてもおかしくはない文言が並んでおり、実際そのような感情を秋篠宮さまや紀子さまは抱かれていらっしゃったのかもしれません」(同)
 そういった思いが警戒感へと発展し、いまだに佳代さんの動向を注視させることになっているのだろうか。最適解を見出すのが困難な問題だけに、今後も宮内庁は世論を見ながらの難しい対応を強いられることとなりそうなのである。
 
デイリー新潮編集部