「私の責任で切った」 環境省の対策室長が謝罪 水俣病懇談のマイク問題(2024年5月8日)


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発言中に“マイクオフ”出水市の水俣病患者「ないがしろにする失礼な態度」伊藤環境大臣水俣市で直接謝罪(2024年5月8日『MBC南日本放送』)

 

 水俣病患者・被害者団体と伊藤環境大臣の懇談で、マイクの音が切られた問題で、司会を担当した特殊疾病対策室長が謝罪しました。

  問題が起きたのは、今月1日。 水俣病患者連合・松崎重光副会長 「会社が水銀を垂れ流さんと、こういうことにならなかったと、私はいつも家内と話していました」 司会担当者 「申し訳ございません、話をおまとめください」  各団体の持ち時間3分を過ぎると司会が話を遮ります。 さらに、マイクの音が切られました。

 被害者団体らが、納得できない状況のまま会場をあとにしました。  妻の話の最中にマイクを切られた松崎さん。妻は水俣病の症状を訴えながら、患者認定されないまま亡くなりました。

 松崎重光さん 「ただ私は、家内が私に言った言葉を伝えたかった。大臣さんを恨むとかそんな気持ちは全然ありません」

 8日に開かれた被害者団体らの会見では  胎児性水俣病患者・松永幸一郎さん 「国は水俣病のことを真剣に取り組んでほしいと思っています」

 水俣病被害者の会・中山裕二事務局長 「環境省水俣病の解決をする責任があるのに、放棄するのに等しい行い」  水俣病被害者互助会・佐藤英樹会長 「被害者をバカにしている愚弄しているとしか思えない」

 怒り心頭の被害者団体らの前に現れたのは、1日の懇談会で司会を務め、発言を遮った特殊疾病対策室の木内哲平室長。

 木内哲平室長 「関係の皆様のお気持ちを傷つけたことをお詫び申し上げたい。申し訳ございませんでした。

(マイクを落とすという打ち合わせは誰が決めた?)私の責任で行ったものでございます」 伊藤環境大臣ではなく自らの判断でマイクを切ったと話しました。 木内哲平室長 「発言の途中で切ってしまったのはお気持ちを傷つける不適切な行為であったと反省しています」

 
問題が起きたのは、今月1日。

水俣病患者連合・松崎重光副会長
「会社が水銀を垂れ流さんと、こういうことにならなかったと、私はいつも家内と話していました」

司会担当者
「申し訳ございません、話をおまとめください」

 各団体の持ち時間3分を過ぎると司会が話を遮ります。

さらに、マイクの音が切られました。

 被害者団体らが、納得できない状況のまま会場をあとにしました。

 妻の話の最中にマイクを切られた松崎さん。妻は水俣病の症状を訴えながら、患者認定されないまま亡くなりました。

 松崎重光さん
「ただ私は、家内が私に言った言葉を伝えたかった。大臣さんを恨むとかそんな気持ちは全然ありません」

 8日に開かれた被害者団体らの会見では

 胎児性水俣病患者・松永幸一郎さん
「国は水俣病のことを真剣に取り組んでほしいと思っています」

 水俣病被害者の会・中山裕二事務局長
「環境省が水俣病の解決をする責任があるのに、放棄するのに等しい行い」

 水俣病被害者互助会・佐藤英樹会長
「被害者をバカにしている愚弄しているとしか思えない」

 怒り心頭の被害者団体らの前に現れたのは、1日の懇談会で司会を務め、発言を遮った特殊疾病対策室の木内哲平室長。

 木内哲平室長
「関係の皆様のお気持ちを傷つけたことをお詫び申し上げたい。申し訳ございませんでした。

(マイクを落とすという打ち合わせは誰が決めた?)私の責任で行ったものでございます」

伊藤環境大臣ではなく自らの判断でマイクを切ったと話しました。

木内哲平室長
「発言の途中で切ってしまったのはお気持ちを傷つける不適切な行為であったと反省しています」

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
伊藤信太郎環境大臣)「発言中にマイクの音を絞って申し訳ない。心からお詫び申し上げる」 熊本県水俣市で今月1日、水俣病慰霊式が開かれました。式の後、伊藤信太郎環境大臣が患者・被害者団体から話を聞く場として開かれた懇談会で参加者が話をする中… (水俣病患者連合 松崎重光副会長)「私はいつも家内と話していました」 (環境省職員)「申し訳ございません。話をまとめてください」 (他の参加者)「切られた(マイクの)スイッチが」 環境省の職員が話を遮り、発言時間を過ぎたとしてマイクの音を絞りました。この対応に水俣病の被害者などで作る団体は、環境大臣に謝罪と意見交換の場を求めていました。 伊藤大臣は8日夕方、改めて水俣市を訪れ、団体側に直接謝罪しました。質問を切り上げた理由については「帰りの飛行機の時間などスケジュールの都合で十分な発言時間が確保できなかった」と釈明しました。 (伊藤環境大臣)「環境省全体の責任で環境大臣の責任。これを是正するには、どういう会合にどれぐらいの時間が必要か。どういう日程設定をするか、見直さないと」 今回の懇談会での国の対応をめぐっては、鹿児島の水俣病患者からも憤りの声が聞かれます。 (出水市の水俣病患者・70代)「被害者をないがしろにする本当に失礼な態度だった。二度とこのようなことがないよう、全被害者が救済されるまで国は何らかの対応をしてほしい」 今回の件を受け、伊藤大臣は8日、環境省事務次官などを厳重注意したということです。 鹿児島県などによりますと、水俣病と認定された人は先月15日時点で、熊本1791人、鹿児島493人のあわせて2284人。このうち9割の2055人が亡くなっています。また、鹿児島と熊本では今も、あわせて1400人が県や国に患者認定を申請し、審査を待っています。