近鉄、中日などで中継ぎ投手を務めた佐野慈紀さん(56)は人…(2024年5月4日『東京新聞』-「筆洗」)

 近鉄、中日などで中継ぎ投手を務めた佐野慈紀さん(56)は人気者。投球動作の途中でわざと帽子を落とし自身の薄毛を打者に見せる「ぴっかり投法」を引退後のOB戦などで披露した
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近鉄時代、仰木彬監督らに重宝され、中継ぎ初の1億円プレーヤーになった右腕。先発や抑えと比べると地味だが、緊迫した場面で呼ばれ、自分が抑えるか否かで試合の流れは変わる。「こんなに面白いポジションはないな」と思い、ピンチで西武の清原和博選手ら強打者を迎えると力が入ったという(澤宮優『中継ぎ投手 荒れたマウンドのエースたち』
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▼懸命に振った右腕を失ったと知り、絶句した。佐野さんが感染症の進行で右腕を切断する手術を受けたとブログで明かした
▼昨春に重症下肢虚血と診断され右足中指を切断。入院するが、後に心臓の病も判明し「糖尿病による影響は恐ろしい」とも書いていた
▼闘いに負けまいという思いはブログから伝わる。「右腕の事は受け入れない気持ちと受け入れてる気持ちが交差してます だから目標をたてました。左投げでぴっかり投法をやります。皆様暫(しばら)くお待ち下さい」
▼現役時代、ピンチで登板すると打者を横目で見て「調子に乗るなよ」とつぶやいたという。完璧に封じ落胆した打者の顔を見るのが喜び。内心「ざまーみろ」とほくそ笑んだ。同じ言葉を病気に進呈する日を待ちたい。

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今後の目標
NEW!2024-05-03 11:14:56
テーマ:ブログ
まずはゆっくりと時間をかけて安静にしてます。
まだ、右腕の事は受け入れない気持ちと
受け入れてる気持ちが交差してます
だから目標をたてました。
左投げでぴっかり投法をやります。
皆様暫くお待ち下さい。
健康第一
みんなかがや毛〜